ストレスマネージメントとは?実践方法・4つの対策・参考になる本の紹介

ストレスマネージメントの記事
仕事に携わる中では、誰もがストレスを感じます。ストレスを感じる中で、どのようにストレスを管理していくか、そしてストレスを解消していくかが問われます。ストレスマネージメントは、仕事をする中でどのようにストレスをコントロールしていくかについての対処方法となります。ストレスマネージメントの実践方法・対策について紹介していきます。
目次

ストレスマネージメントとは?

仕事をする上でストレスを感じない人はいません。ストレスを感じたからといって、そのために仕事を放り投げるのではなく、ストレスに向き合い、自分がストレスをコントロールしていくことが求められています。ストレスをコントロールし、ストレスにどのように対処していけるかの方法がストレスマネージメントとなります。

ストレスマネージメントの重要性

ストレスマネージメントはなぜ重要なのでしょうか?その理由は2つあります。1つは、ストレスから自分を守るため。そして、2つ目は仕事を遂行し、成果を出すためです。ストレスから自分の身を守るのは自分自身。ストレスにさらされたままで何もしないでいると、メンタルヘルス不調になることもあり得ます。また、ストレスがあったからといって、仕事が遂行されないようでは成果が上がりません。従って、ストレスをコントロールするストレスマネージメントが重要なのです。

人はなぜストレスを感じるのか?

人はなぜストレスを感じるのでしょうか?厚生労働省の労働者健康状況調査によると、「仕事や職業生活でストレスを感じている」人の割合は6割に上っています。2002年で61.5%、2007年で58.0%、2012年で60.9%となっていました。最新の2012年調査によると、人間関係が最も多く41.3%に上っている他、仕事の質が33.1%、仕事の量が30.3%となっています。ビジネスでストレスを感じる理由として、人間関係や仕事そのものということが言えます。

仕事をする上で、人間関係は切っても切れません。苦手だ・嫌だと思う相手を避けては通れません。難しい仕事を担当したり思うような仕事の成果が上がらなかったりすることもあるでしょう。ストレスを感じざるを得ない状況は、仕事をしていく中で常にあるということですね。

ストレスマネージメントを知るために!知っておきたいストレスの種類

ストレスをコントロールするには、ストレスそのものを知る必要があります。語源やストレスの種類を解説します。

ストレスの語源

ストレスの語源は物理学です。外からの圧力によって生じる物質の歪みのことをストレスと呼んでいます。医学では、心身に対して外部からの刺激が元になりストレスになると説明されます。

ストレス原因となる刺激「ストレッサー」について

心身に対する外部からの刺激をストレッサーと言います。ストレッサーが原因で、人間は心身に様々な影響を受けてストレスに感じるのです。ストレッサーには3種類あり、物理的ストレッサー・化学的ストレッサー・心理・社会的ストレッサーがあります。

物理的ストレッサー

物理的ストレッサーは、気温や騒音・雑音といった物理的原因によりストレスに感じさせる刺激です。

化学的ストレッサー

化学的ストレッサーは、公害や大気汚染、有害物質といった化学的原因によりストレスに感じさせる刺激です。

心理・社会的ストレッサー

心理・社会的ストレッサーは、仕事の問題や人間関係等の心理・社会的原因によりストレスに感じさせる刺激です。ストレスマネージメントによってコントロールすべきストレスとは、心理・社会的ストレッサーです。

ストレスマネージメントの実践方法

ストレスマネージメントの実践方法を説明します。

ストレスを自覚し、認知する

ストレスマネージメントを実践するには、自分にはストレスがあることを自覚し、認知する必要があります。忙しく日常の仕事をこなしていると、なかなか自分にストレスことに気付けないことがあります。どういう時にストレスがあるのかを知ることがストレスマネージメントの第一歩です。

体調や気分の変化を記録する

ストレスマネージメントは、セルフモニタリングとストレスコーピングに分かれると言われます。まず、セルフモニタリングについてです。「体調や気分の変化を記録する」ことで、自分のストレス状態を自覚できるのがセルフモニタリングです。

ストレスの対処法を実践する

ストレスコーピングは、ストレスの対処法ということです。ストレスコーピングの種類には、問題焦点型コーピング・情動焦点型コーピング・ストレス解消(発散)型コーピング等があります。

問題焦点型コーピングは、自分が抱えている問題に焦点を当てて対処していく方法。仕事量が多くて捌ききれないことでストレスに感じているなら、仕事量を調整するようなことです。情動焦点型コーピングは、自分の心情や感覚を調整していくことで、ストレスの軽減にあてるものです。家族に仕事の悩みを打ち明けることでストレスを軽減するようなことです。最後のストレス解消(発散)型コーピングは、ストレッチや睡眠等を通じてストレス解消にあてるアプローチです。

一定時間の睡眠を取る

ストレス解消(発散)型コーピングで睡眠を紹介しましたが、睡眠を取って肉体の疲労を取ることもストレスをコントロールすることに繋がります。睡眠時間が7時間の人は死亡率が低いという調査結果もあります。ただ、長く寝れば良いという訳ではなく、「8時間睡眠が健康に良い」という通説には学問的根拠がありません。5時間以下など、あまりに短時間の睡眠は身体が回復せず、ストレスの解消になりませんので、一定時間の睡眠時間を確保するようにしましょう。

業務以外の趣味に没頭する

仕事に年中向き合っているのではなく、仕事以外に趣味を作り、それに没頭することもストレス軽減に繋がります。ストレスを軽減する手法を業務以外に夢中になれることを見つけておくことによって、ストレスマネージメントが活かされます。

企業が今からできるストレスマネージメント対策4選

これまで、個人ができるストレスマネージメントについて説明してきました。次は企業が今からできるストレスマネージメント対策を紹介していきます。

成果を上げた人が評価される制度に改める

ストレスの原因として、仕事は大きな位置を占めます。仕事がうまくいかない、成果を上げられないという理由でストレスが生じます。その場合は、上司が人間関係的に手を差し伸べるアプローチが必要です。一方で本人の努力も必要です。しかし、成果を上げたのに評価されない評価制度であったら、いくら本人ががんばってもストレスは軽減されないでしょう。従って、成果を上げた人が評価される制度に改めることは、企業ができるストレスマネージメントの1つです。

社内のコミュニケーションを活発にする

職場で誰もしゃべらず、しゃべると皆が聞き耳を立てているような職場では、どうしてもストレスが溜まりがちとなります。ですから、社内のコミュニケーションを活発にする仕組みを作ることがストレスマネージメント対策として求められます。例えば、オフィスレイアウトを変えてフリーアドレスにして、違う部署の人と話せるようにすれば、否が応でも人と話す環境を作れます。他部署の人と話すことで新たな発見が生まれたり、相談ごとができたりして、働く上でのストレスが軽減されます。

ストレスマネージメント研修を実施する

社員が自らのストレスに気付き対処法を実践するためには、ストレスマネージメント研修を実施することで、社員の意識改革に繋げることできます。また、研修は企業が社員のストレス軽減に本気であることの現れなので、ストレスマネージメントの啓蒙活動にもなり得ます。

1on1を通じて心理的安全性を担保する

1on1という、上司・部下間の定期的なミーティングもストレスマネージメント対策となります。ミーティングといっても、業務以外のことを話しても構いません。日常のプライベートなことを話すことを認める仕組みです。そうすれば、何か困ったことがあっても上司に話せる雰囲気ができます。上司もそういった感覚をもって部下全員に接するようになるので、心理的安全性(集団の中で自分の自由な言動が不利益を被らない状態)を担保することができます。

ストレスマネージメントをさらに学ぶための本の紹介

ストレスマネージメントをさらに学ぶための本を紹介します。

ストレス・マネジメント入門―自己診断と対処法を学ぶ

ストレス・マネジメント入門は、ストレスマネージメントについて網羅的に説明された本です。医師・臨床心理士・企業カウンセラー等、ストレスマネージメントに関心を持つ人が実践で使えるテキストとなっています。

いつも成功している人の心のマネジメント術

いつも成功している人の心のマネジメント術は、コンサルタントであり心理カウンセラーでもある著者による本です。コンサルタントの手になるものなので、実践的な内容で書かれており、ビジネスパーソンにとって役立つ内容が盛り込まれています。

まとめ

仕事をしていれば、誰しもストレスを感じます。その中で、ビジネスパーソンはどうストレスと向き合っていけば良いのか、どう対処したら良いのか、ストレスをコントロールして、仕事をうまく進めていくためのやり方がストレスマネージメントなのです。人間関係や仕事の質・量等、ストレスの原因は様々ですが、ストレスとうまく付き合い、仕事で成果を上げるためにストレスマネージメントを活用してみてはいかがでしょうか。

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