プロセスとは?ビジネスで使うプロセスの意味・使い方・事例を紹介

プロセスの記事
ビジネスシーンではプロセスという言葉が頻繁に使われます。プロセスがビジネスで使われる頻度が高い理由は、ビジネスでは結果だけでなく過程=プロセスが重視されるからです。例えば、偶然にうまくいった結果と、きちんとプロセスを踏んでできた結果とでは、再現性に違いが生じます。本記事ではビジネスで使うプロセスの意味、使い方、事例を解説していきます。
目次

プロセスとは?

プロセスとは?
結果に対してプロセスと言います。プロセスには類語もあり、場面に応じて使い方も異なります。

プロセスの意味

プロセスとは物事の過程や工程という意味です。英語processが語源となります。

プロセスの類語との違い

プロセスの類語には工程や手順などがあります。工程は、工作や工事などの順番・作業の進捗を言います。工程の例文は「御社のパン工場の生産工程にはムダがなくて効率的だ」のように使われます。工程はプロセスとほとんど同じ意味で使われます。

手順は、物事を進める段取りを言います。手順の例文は「給与計算業務を行うには、しっかりと手順を踏むことが重要だ」のように使われます。この例文はプロセスと同じ意味合いですが、手順にはマニュアルという意味にも使われるところが違いとして挙げられます。

プロセスの使い方

プロセスの使い方を例文から解説しましょう。プロセスの例文は「仕事で失敗した理由をプロセスに求める」のように使われます。プロセスの意味は過程や工程なので、結果が出るまでの経過として使います。仕事に限らず、学生が成績を上げたい時に「成績が上がるための学習のプロセスを踏んで成果を出す」のようにも使われます。

ビジネスにおけるプロセスの使い方

ビジネスにおけるプロセスの使い方
プロセスをビジネスではどのように使うのか、以下の4つの使い方から学んでいきたいと思います。

・プロセスを踏む
・IT業界の使い方
・製造業界の使い方
・印刷業界の使い方

プロセスを踏む

ビジネスにおける「プロセスを踏む」とは、ある目標を達成するためにプロセスを踏んで達成するということを意味します。例えば営業が受注を獲得するために以下の営業プロセスを踏んで受注を獲得する、というように使われます。

  1. マーケティング部からリード(見込み客)管理表を受け取る
  2. 表を元にリードに電話をかける
  3. 訪問のアポイントメントを取る
  4. リードと会ってヒアリングする
  5. リードに提案する

以上のような5つの流れを踏んで、受注を獲得することが営業におけるプロセスを踏むことです。ここで言っている営業の目標は受注を獲得することですが、営業以外の業務であっても目標を達成するためであれば同じように「プロセスを踏む」が使えます。目標達成に至るまでのプロセスを踏むことで、目的が達成されるという考え方なのです。

IT業界の使い方

IT業界においてもプロセスは過程という意味があります。それに加えてIT業界では、コンピュータがプログラムを使う時のCPUの実行単位という意味にもなります。

製造業界の使い方

製造業界におけるプロセスも過程という意味がありますが、プロセス=工程という意味でも使われます。製造業における工程は工程管理という熟語として使われ、資源を効率的に活用して、決められた品質・数量・納期により納品できるようにするために管理することを言います。

印刷業界の使い方

印刷業界におけるプロセスも過程という意味がありますが、プロセス印刷という熟語としても使われます。プロセス印刷とは、カラー原稿を黄色・赤色・藍色・墨色の4色の組み合わせによって色を表現することを言います。プロセス印刷は、プロセスカラーとも呼ばれます。

プロセスを使った熟語

プロセスを使った熟語
ビジネスにおけるプロセスの使い方を紹介してきました。プロセスを使った熟語もありますので紹介していきます。ビジネス以外の熟語も説明します。

プロセスレコード

看護の現場において、看護師が患者とうまくコミュニケーションを取ろうとしても、日常会話のようにはうまくいきません。そのため、看護師と患者の会話の中から気になった部分を記録することで、看護師が患者とのコミュニケーションに役立たせることができます。この文書記録のことをプロセスレコードと言います。

プロセスアプローチ

ISO9001規格から出てきた概念にプロセスアプローチがあります。これは、組織の中の業務フローの1つ1つを明確化し、効率的に管理できるようシステム化することを言います。

業務フローがプロセスのことで、まず、業務フローに必要なもの(インプット)と、結果(アウトプット)を明確化します。次に、明確化したものがそれぞれ、どのように相互作用しているかを考えていきます。そして、プロセスの相互作用を考慮しつつシステム化し、その後、それらのプロセスがきちんと動いているかを管理し、必要に応じて見直していくことがプロセスアプローチの流れです。

プロセスイノベーション

生産工程において、生産効率を高めるためのイノベーションのことをプロセスイノベーションと言います。生産工程のプロセスを、これまでにない革新的なシステムに改善することです。プロセスイノベーションの代表例がトヨタ生産方式で、必要なモノを、必要な時に、必要なだけ供給することができる効率的な仕組みです。

アパレルのファーストリテイリングも、SPAというプロセスイノベーションで成功しました。SPAは企画・製造・販売までを一貫して行う生産工程のこと。これにより、生産工程の中で、消費者の嗜好の速さに柔軟に対応し、在庫が残るリスクを回避し、効率的な生産ができるようにしました。

プロセス管理

成果を求められる営業パーソンは、受注額や受注件数によって成果を管理されるのは当然のことです。しかし、受注額・件数だけを管理されても、想定した程のパフォーマンスが生まれません。従って、受注額・件数に至るプロセス=過程を管理することで、想定したパフォーマンスを目指していきます。それをプロセス管理と言います。

プロセスを使った事例

プロセスを使った事例
プロセスという言葉を使った文章の事例を紹介します。ここで紹介するのはプロセス=過程、工程です。

プロセスを1から見直す

プロセスは物事の過程や工程といった意味です。成果を出すためのプロセスを打ち立てれば、思った通りの成果が出ることでしょう。ところが1度立てたプロセスは、常に正しいとは限りません。想定した程の成果が出なければ見直す必要があります。プロセスを1から見直すことで、成果を出していくためのプロセスを再構築します。

人事評価では成果とプロセスを評価する

人事評価において、目標管理制度を採用している企業の評価基準は成果です。目標管理制度では、立案した目標に対して、どれだけ成果を上げられたのかによって評価されるからです。しかし目標管理制度においても、再現性のある成果を上げるためには成果だけでなくプロセスも重視されます。

幸運によって100の成果を出したAさんと、自らの力で100の成果を出したBさん。どちらも成果という観点では同じですが、再現性のある成果を上げられるのはBさんです。それを知るには成果だけの評価では不十分。成果のみならずプロセスを評価することでこそ、どんな状況下でも成果を上げられるのかどうかを知ることができます。

まとめ

プロセスのまとめ
プロセスは過程や工程という意味でした。ビジネスにおいては想定した成果を求めるためにプロセスが重要です。ビジネスでは成果を求めることが先にあるのですが、成果だけを追求しても思った通りの成果が上がらないことがあるものです。そこで、プロセスを重視し、必要であれば見直していくことが必要です。

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