アンコンシャス・バイアスとは?企業の取り組み例や、研修・セミナーなどを紹介

アンコンシャス・バイアスの記事

近年、多くの企業は少子高齢化に伴う若手人材の人手不足に直面しています。

人材を有効活用するために、働く女性のサポートや高齢者採用などを取り入れたダイバーシティが推進されています。

しかし、アンコンシャス・バイアスにより、ダイバーシティ推進の弊害となってしまう事例が増えているようです。

今回は、アンコンシャス・バイアスの意味、取り組み事例、おすすめの研修・セミナーをご紹介していきましょう。

目次

アンコンシャス・バイアスについて

 アンコンシャス・バイアスについて
アンコンシャス・バイアス(unconscious bias)とは、「無意識の偏見」、「無意識の思い込み」という意味です。

自分自身が気づいていない先入観や固定観念によるものの見方、捉え方のゆがみ、偏りを指しています。

例えば、「リーダーには男性が向いている」、「料理は女性の方が上手い」、「若い人は柔軟な発想ができる」といった固定観念のことを言います。

アンコンシャス・バイアスは、過去の経験や習慣、周囲の環境などから、無意識的に瞬間的に生じる知的連想です。

アンコンシャス・バイアスとは

アンコンシャス・バイアスは誰もが何らしか持っています。

ビジネスやマネジメントにおいて、アンコンシャス・バイアスは直接的に悪影響を与えるわけではありません。

しかし、組織内の無意識な偏見は、職場環境にネガティブに作用することがあります。

例えば、女性や若い人に対して見下した態度を取る、マイノリティを無視する発言をしたり、相手の発言に対して聞く耳を持たないなど。

アンコンシャス・バイアスは、適切な意思決定の妨げにもなると問題視されています。

人事担当者としては、社内でアンコンシャス・バイアストレーニングを取り入れて、学歴や年齢、性別、役職などの枠を超えてた職場環境を整えることが大切です。

従業員一人ひとりが安心して力を発揮する職場になると、個人と組織のパフォーマンスが向上します。

アンコンシャス・バイアスの例

アンコンシャス・バイアスが及ぼす影響は、個人と組織に分けられます。

固定観念や先入観があると、日常の些細な言動、行動となって表れ、職場の人間関係やパフォーマンスを悪化させます。

リーダーの意思決定、採用、評価、昇進、育成など
にも影響を与え、ビジネス上の問題を引き起こす可能性もあります。

固定観念もアンコンシャス・バイアスのひとつ

アンコンシャス・バイアスは無意識の思い込み・偏見のことを言い、固定観念もその一つです。

例えば、過去のやり方に固執して新しいやり方に同意できない、常に上下関係を意識してしまうなど。

無意識のうちに「女性だから」「男性だから」「理系だから」「文系だから」と判断して相手を傷つけてしまうことがあります。

アンコンシャス・バイアスという概念は、経営者や管理職、従業員や組織に大きな影響をおよぼしていることを知るきっかけになるでしょう。

チームのリーダーは特に注意が必要

経営者や管理職をはじめとするリーダーは、特に無意識の偏見・思い込みに注意が必要です。

まずは、自分のアンコンシャス・バイアスに気づき、人や組織に大きな影響を及ぼす前に、対処法を考えることが大切です。

アンコンシャス・バイアスのデメリットの例

 アンコンシャス・バイアスについて
ここからは、アンコンシャス・バイアスがデメリットに働く例を見ていきましょう。

お客様のニーズと、提供するサービスの内容がずれてしまう

近年は、急速なIT化により、あらゆるビジネスシーンで多様性が求められています。

過去の学びや気づきから得た固定観念、決めつけが無意識に働くと、お客様のニーズが見えなくなるリスクがあります。

今後は、常識にとらわれない考え方や価値観を変えることが必要です。

世の流れやトレンドから取り残される

経済のグローバル化により、文化・宗教の違いを理解して、受け入れられるグローバル人材が求めらています。

アンコンシャス・バイアスは多様な人材の確保に悪影響を与え、遅れを取ることになるでしょう。

真の国際人は、語学力だけでなくグローバル人材が持つ国際感覚も必要です。

より有効な選択肢を失ったり、機会損失につながる

日本の労働環境は、女性従業員が結婚・出産をすると、キャリア形成がしにくいのが現状です。

日本では、ステレオタイプの男性管理職が女性活躍の機会を奪っているとの指摘もあり、問題を深刻化させています。

アンコンシャス・バイアスへの取り組み

 アンコンシャス・バイアスについて
国内外の企業は、アンコンシャス・バイアスに対する関心を急速に高めています。

研修やワークショップを導入し、ダイバーシティ経営を実践している企業例を見ていきましょう。

1. 日本電信電話株式会社

日本電信電話株式会社は、新任管理者を対象に「 ダイバーシティマネジメント」を採用しています。

研修の中でロールプレイ行い、アンコンシャス バイアスの概念を認識させ、女性研究者のリーダーシップ育成にも積極的に力をいれています。

2. Googleの取り組み

Googleは、世界2万人以上の社員に偏見を理解し多様な視点を持つためのアンコンシャス・バイアストレーニングを実施。

「検索エンジンGoogleのロゴ(グーグル・ドゥードゥル)は白人男性ばかり」という民間から指摘を受け、教育活動を開始して企業文化を変えました。

3. マイクロソフトの取り組み

マイクロソフトは、Unconscious biasについてのオンライントレーニング「eLesson」を作成。

経営者、管理職、従業員全てが「eLesson」を使うと自分の行動をチェックすることができます。

多様な人材の活躍を阻害する要因となるアンコンシャス・バイアスの早期発見に役立ちます。

アンコンシャス・バイアスに関するトレーニング

アンコンシャス・バイアスに関するトレーニング
無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスへの気付きには、バイアス研修(バイアストレーニング)が効果的です。

まずはアンコンシャス・バイアスがあることを認める

自分自身を客観的に捉えて、行動や発言を振り返ること、自己認知の作業を実施します。

チームメンバーの意見を聞きながら、自己認知の徹底し、固定観念にとらわれた考えを是正します。

相手に対して出来るだけフラットに接するように心がけることから

自分の中の偏見を無くすことよりも、コミュニケーションを取りながら、相手の表情や反応に意識してみましょう。

どうすれば相手が心地良くなるか、自分の行動を変えることで良い関係を築くことができます。

アンコンシャス・バイアスの研修やセミナーについて

アンコンシャス・バイアスの研修やセミナーについて
ここからは、アンコンシャス・バイアスに役立つおすすめの研修やセミナーをご紹介しましょう。

クオリア

▼クオリアの特徴

ダイバーシティ推進の実績・経験豊富
独自のトレーニングツールを開発
講演・研修・DVDによるeラーニング研修
自社の課題やニーズに合わせたした研修
参加者満足度90%、リピーター多い
経営層向け、管理職向け、一般社員向けあり

パーソル総合研究所

▼パーソル総合研究所の特徴

対象は人事・人材開発部門、経営企画部門の責任者・担当者の方
アンコンシャス・バイアスを防止するために必要なスキルとマインド
動画を見ながらアンコンシャス・バイアスに気づいて学ぶ
ダイバーシティ推進

ザ・アカデミー ジャパン

▼ザ・アカデミー ジャパンの特徴

アンコンシャス・バイアストレーニングの本質を「自己認知」とする
組織イノベーションを起こすために究極的に必要なのは「Self-awareness(自己に対する気づき)」
リーダーが自分の良さや、価値観、being(自分らしさ)を理解する

アンコンシャス・バイアス研究所

▼アンコンシャス・バイアス研究所の特徴

「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」を知る、気づく、意識するを目的とする
企業・各種団体における講演、研修、セミナー
人材の教育訓練

株式会社 ハートクエイク

▼株式会社 ハートクエイクの特徴

ビジネスゲームを用いたトレーニングを推奨
合意形成するNASAゲーム
バーンガという異文化コミュニケーションゲーム

まとめ

アンコンシャス・バイアスのまとめ
先入観や固定概念で物事や相手を見てしまうと、職場での人間関係の悪化にも繋がります。

無意識のうちに、組織の採用・評価、育成などマネジメントにも悪影響を与えるリスクがあるのです。

アンコンシャス・バイアスの研究・講演・セミナーを活用して、多様な価値観を受け入れるように意識していきましょう。

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