経理におすすめの資格とは?資格が重要な理由・一覧・おすすめ資格を紹介

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会社を経営する上で必要なお金を管理する経理という仕事。1日や年間を通じてお金の流れがどうなっているか、あるいは税金申告を行うこと等、経理に求められる仕事には正確な専門知識が必要です。経理が資格を持っていれば転職にも役立ちます。記事では、経理におすすめの資格、経理に資格が重要な理由、経理資格一覧を紹介します。

経理に資格が重要な理由とは?

経理の仕事は、会社を経営するためのお金を管理する仕事です。会社が利益を生み出すためにはお金の流れを知り、また、社内にどれくらいのお金があって、将来どれだけお金を生み出せるかを把握しておかなければなりません。そのために経理の仕事があるのですが、経理には資格が重要といわれます。その理由を説明していきます。

正確な専門知識が求められるから

経理の仕事には様々な仕事がありますが、なかでも税金の業務には専門知識が求められます。税金の業務については、経理が携わる税金には以下のように多くの種類があります。

・法人税
・消費税
・固定資産税
・源泉所得税
・所得税

経理が携わる税金は数が多いだけではありません。法人税、消費税、所得税等、深く掘り下げて知識を得なければいけない税もあります。法人税に関する業務に法人税申告があり、これは作成する書類が多いため、法人税に関する知識がなければ難しい仕事となります。税理士に依頼している会社もあるくらいです。

税金業務を行うには正確な専門知識が求められるため、資格を取って体系的な知識を身につけておく必要があるのです。税金に関する知識を持っておけば、税務調査を受けた時もスムーズに答えることができますし、顧問税理士に相談する時も円滑なやりとりができるようになります。

人事評価で高い評価を得られるから

人事評価で高い評価を得られるのも経理に資格が重要な理由といえます。例えば、経理資格の中でもよく知られた日商簿記1級。合格率は10%程度と難しい資格ですが、会社によっては日商簿記1級合格を昇格要件としていることがあります。資格を持っていないだけで昇格できないのは、経理のキャリアを考える上で機会損失ですね。

日商簿記1級はあくまでも事例です。社内の人事評価制度を見直してみると、資格取得が昇格要件になっている会社は意外と多いものです。機会損失にならないよう、人事評価制度で求められる経理資格の合格を目指していきましょう。

転職やスキルアップに繋がるから

経理資格の重要性としては、転職に繋がることでもあります。日商簿記1級の例を再び挙げますが、日商簿記1級は大企業の実務で使える資格なのですね。ですから、合格しているだけで「大企業の実務で使える知識がある」ことの証明になります。実務経験プラス日商簿記1級に合格していれば、大企業への転職も見えてくる可能性があるのです。

経理資格に合格することはスキルアップにも繋がります。経理初心者が決算業務に携わるためには、体系的な経理の知識が必要です。資格に合格して決算業務の知識を習得しておけば、「決算業務をやってみたい」という要望が通り、決算業務経験を積めます。

経理資格一覧

経理に資格が重要な理由をご理解いただけたと思います。次に、経理資格にはどんなものがあるのか?国家資格および民間資格のそれぞれを一覧で紹介していきます。

国家資格

国家資格は次の通りです。

・公認会計士
・税理士
・中小企業診断士
・米国公認会計士

民間資格

民間資格は次の通りです。民間資格は膨大なので、重要と思われる資格だけ載せています。

・日商簿記検定
・ビジネス会計検定
・建設業経理士検定
・経理・財務スキル検定
・ファイナンシャルプランナー

経理におすすめの資格

経理におすすめの資格を4つ紹介します。

日商簿記検定2級

日商簿記検定2級は、商業簿記と工業簿記について学習できる資格です。財務諸表についてしっかりと学ぶことができます。合格率は20~30%なのでそれほど難しい資格ではありませんが、知名度が高く社内の人事評価の昇格要件や転職にも役立つ資格といえます。

ビジネス会計検定

ビジネス会計検定は財務諸表の理解力を問うことに特化した資格です。自分の会社の決算内容を理解し、また、決算書を作成するための知識を養うことができます。

税理士科目

税理士は科目合格できる資格です。中でも法人税・消費税・所得税の科目は経理としてステップアップするには必要な知識です。税理士に受かることが目的ではありませんので、仮に法人税・消費税・所得税等の税理士科目に合格しなかったとしても、勉強すれば実務レベルを大きく引き上げてくれます。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーも経理におすすめの資格です。ファイナンシャルプランナーは個人のライフプランへのアドバイザーという印象があるかもしれません。しかしファイナンシャルプランナーの資金計画や資金調達の知識は、経理の実務においても活用することができます。

民間のファイナンシャルプランナーは2年ごとの更新が必要なので、日々勉強をしておかなくてはなりません。ファイナンシャルプランナーにはFP技能士という国家資格もありますが、こちらは更新不要です。

経理資格で日商簿記検定1級がおすすめできる理由

経理資格の中でよく知られている資格は日商簿記検定です。その中でも日商簿記検定1級は合格率10%の難関資格で、経理にとっては非常におすすめできる資格です。おすすめできる理由を紹介していきます。

経理職としてステップアップが見込める

日商簿記検定1級は、2級までに学習した商業簿記・工業簿記に加えて、会計学や原価計算の科目が追加されます。日商簿記検定1級の知識は大企業の実務で求められる知識を網羅しているため、取得しておけば、あとは実務経験を積めば十分といわれる資格です。経理職としてのステップアップが見込めます。

知名度が高い

日商簿記検定1級の知名度が高いこともおすすめできる理由です。経理の資格といえば日商簿記検定というほどに知名度があり、その中でも最難関の1級に合格していれば、経理職として一定の知識を有していることの証となります。

難易度は高いが努力次第で合格可能

日商簿記検定1級の合格率は10%しかありません。しかし、日商簿記検定1級は一定水準を得点すれば合格することができます。一方で、合格率が10%程度の難関試験である社会保険労務士は合格者の人数を調整しています。税理士も同様です。合格率が低くても、日商簿記検定1級は落とす資格ではないので、努力次第で合格可能であることがおすすめできる理由の1つですね。

転職でも評価される

日商簿記検定1級は以下の理由で転職でも評価されます。

・経理の資格の中で知名度が高い
・大企業で求められる知識を網羅している

知名度が高い資格を持っていると、数ある求職者の中でも採用担当者の目に止まります。知識があることは資格で証明されるので、あとは実務経験やコミュニケーション力を問われるだけです。他の求職者が「知識があるか否か」を面接で問われている間に、アピールポイントをたくさん伝えることが可能です。日商簿記検定1級を持つことは転職市場で優位に立つことができるのですね。

独立も目指せる経理資格

経理の資格の中で独立もできるおすすめ資格を紹介します。

公認会計士

公認会計士は経理の資格の中でも最高峰の資格で、難易度も極めて難易度が高いです。取得すれば社内での評価が高くなるでしょう。語学力があれば、高年収を見込める外資系企業や監査法人への転職も夢ではありません。さらに、実務経験を積めば、公認会計士として独立することもできます。

米国公認会計士

米国公認会計士は、日本の公認会計士ほどの難易度ではありませんが、取得すれば外資系企業への転職も可能です。日本とは異なる国際会計基準の知識が求められます。

まとめ

いかがでしょうか?経理が目指すべき資格として、日商簿記検定1級が抜きんでていることが分かったと思います。日商簿記検定1級の難易度は高いものの、落とす試験ではないので努力次第で合格できます。