エレベータピッチとは?意味や特徴・目的・作り方・うまくいくコツを解説

エレベーターピッチの記事

ビジネスのプレゼンでは、言いたいことをうまく伝えることが求められます。ポイントを押さえてプレゼンするためにはエレベータピッチが効果的です。エレベータピッチは、聞き手に合わせて端的に伝えることができるプレゼン手法です。エレベータピッチの意味や特徴・目的・作り方・うまくいくコツを解説します。

目次

エレベータピッチとは?

エレベータピッチとは、エレベータに乗っているような短い時間でうまく伝えるプレゼン手法です。

短い時間でプレゼンをうまく行うには、エレベータピッチの作り方やコツを押さえて話す必要があります。まずはエレベータピッチの特徴を解説します。

エレベータピッチの特徴

エレベータピッチでは約30秒の短い時間で言いたいことのポイントを説明します。わずか30秒間という短い時間で言いたいことを伝えるには、プレゼンスキルと練習が必要となります。

エレベータピッチの発祥は米国シリコンバレー。シリコンバレーでは忙しい顧客や投資家に対していかに短時間で伝えられるかが求められていて、次第にビジネスシーンでも応用されるようになりました。

エレベータピッチの目的

エレベータピッチには主に2つの目的があります。それぞれの違いを確認しましょう。

  1. 忙しい相手に短い時間で伝えるため
  2. 要点を分かりやすく伝えるため

忙しい相手に短い時間で伝えるため

エレベータピッチには、プレゼンにおいて忙しい相手に対し短い時間で伝えるという目的があります。プレゼンする際、聞き手の時間がいくらでもあればじっくりと腰を据えて説明することができますよね。

しかし実際には聞き手の時間が限られています。意思決定権を持つ聞き手であればある程、忙しいものです。エレベータピッチを活用して、聞き手の時間を無駄にせずにプレゼンを行います。

要点を分かりやすく伝えるため

エレベータピッチにはプレゼンの要点を分かりやすく伝えるという目的もあります。

プレゼンは雑談することではなく、要点を聞き手に理解してもらうことが大切。要点と関わりのないことを話したり、聞き手に伝わらなかったりすると良い印象は得られません。

「プレゼンターから説明してもらったけど何がポイントなのか分からなかった」ということでは、プレゼンが無意味になってしまいます。短い時間でも「プレゼンターの言いたいことは分かった」となれば、聞き手の判断を促すことに繋がるのです。

エレベータピッチのメリット

約30秒間で要点を説明するエレベータピッチ。エレベータピッチには4つのメリットがあります。1つひとつ違いを確認していきます。

端的にアピールできる

エレベータピッチは要点を分かりやすく伝えられるだけではありません。慣れてくると聞き手に対して端的にアピールできるようになります。

約30秒間の短い時間の中では、プレゼンターは要点を理解してもらうだけで精一杯かもしれません。しかし要点に対して価値やメリットを聞き手が感じるようになれば、短い時間でもアピールに繋がるのです。

自分の考えを整理できる

エレベータピッチを活用すれば自分の考えを整理できるようになります。短い時間で要点を相手に伝えるには、何を言いたいのか理解していなくてはなりません。話す順番についても把握し、思考を整理して言葉に表していくのです。

コミュニケーション力が高まる

エレベータピッチを活用すればコミュニケーション力が高まります。 短い時間で要点を伝えるエレベータピッチは、プレゼンに限らずビジネスの会話でもつかえます。

短い時間の中で相手の印象に残る言葉を操れるようになれば、コミュニケーションが高まっていくでしょう。

会議が短くなる

会議の長さは自身の専門業務にかける時間を奪い、長時間労働の元となります。生産性の高い会議をするには、メンバーが議題を共有し、端的に言葉を交わして合意することが重要です。

エレベータピッチで端的にアピールしコミュニケーションを高めていけば、短い時間で会議を終わらせることも可能です。

エレベータピッチの作り方

エレベータピッチはプレゼンを中心にビジネスの現場で役に立つことが理解頂けたと思います。続いて、どのようにエレベータピッチを作っていったら良いか、具体的な作り方を解説します。

GTCメモを作る

エレベータピッチの準備として GTCメモを作成します。 GTCメモは、Goal(自分の目的)・Target(相手のニーズ)、Connect(目的とニーズを繋げるもの)の頭文字を取った言葉です。GTCメモを踏まえてプレゼンすることで要点が伝わりやすくなるのです。具体例を用いて解説しましょう。

男性向け化粧品を販売店で売りたいA子さんの例で説明します。A子さんにとってのGoalは、「販売店に商品を置いてもらうこと」です。そして販売店のニーズは「本格的な男性向け化粧品を売りたい」というもので、Targetになります。GoalとTargetを合わせたものがConnectです。

男性向け化粧品は女性向けに比べればニッチな市場です。販売店の売れ筋商品はお手頃価格のものが多いでしょう。その中で本格的な化粧品を売るというのですから、マーケティング戦略を再構築する必要があります。例えばモデルやインフルエンサーにSNSで発信してもらうのです。「有名モデルに発信してもらっている本格商品」であると販売店にアピールできれば、「ウチに置いても良いかな」と思ってもらえるかもしれません。

そして、Goal「販売店に商品を置いてもらうこと」、Target「本格的な男性向け化粧品を売りたい」を繋げるConnectを実行するためにマーケティング戦略を再構築した結果を、GTCメモに書き起こします。

分かりやすい言葉を使う

GTCメモを作りプレゼンの方向性ができたら、下書きを書いてみます。分かりやすい言葉で下書きを書きましょう。しゃべるつもりで書くと分かりやすく書けます。

専門用語を使っても構いませんが、多用すると説明を重ねる可能性が出てきます。説明が増えると短い時間で話しきれなくなるため、プレゼンの勢いが落ちます。

ただし相手が専門家であれば、むしろ専門用語を使った方が時間の短縮になります。相手に合わせて専門用語の選択を決めましょう。

フォーマットにまとめる

GTCメモと下書きが終わったら、いよいよフォーマットにまとめる作業です。フォーマットにまとめたら必ず見返し、約30秒間でプレゼンできるかどうかを見極めます。GTCの繋がりや相手への訴求力についても確認して下さい。

エレベータピッチを成功させるためのコツ

福利厚生費とは

エレベータピッチの書き方を確認しました。最後にエレベータピッチがうまくいくためのコツを解説します。

焦らずに話す

エレベータピッチは短い時間で要点を伝える手法です。目的は「忙しい相手に短い時間で伝える」「要点を分かりやすく伝える」ことですから、焦らずに話すようにします。

わずかな時間で話したいからと焦ってしまうと、肝心の要点が伝わりません。短い時間で説明しただけに終わってしまいます。言葉の1つひとつをハッキリと発音し、時間を最大限に使って話しきるようにします。

話を広げ過ぎずポイントを絞る

エレベータピッチではポイントを絞って話すように心掛けましょう。話を広げ過ぎると、相手に要点を伝えられなくなります。

話が広がって面白い印象を与えることができても、何を言いたいのか分からなければ意味がありません。また、自然に言葉が増えるため、時間をオーバーしてしまうことも。ポイントを絞って確実に要点を伝えて下さい。

相手に合わせて話し方を変える

プレゼンをうまく行うには相手ありきです。エレベータピッチも同様で、相手に合わせて話し方を柔軟に変えます。相手が社長だったら、どのように話しますか?少なくとも担当者にプレゼンする話し方とは違いますよね。

社長の人物像を押さえつつ、社長が納得する話し方に修正するはずです。エレベータピッチには相手の判断を促す効果もあるので、相手次第で話し方を変えていく必要があります。

キーとなる人に話す

エレベータピッチを話す相手は誰でも良いわけではありません。キーとなる人に話すように心掛けます。例えば営業担当者の顧客に課長、係長、担当者がいたとします。

意思決定権があるのは順当に考えれば役職が高い課長ですから、課長を「キーとなる人」と考えてプレゼンするのです。

数値や具体例を使う

エレベータピッチでは、分かりやすく伝えるために数値や具体例を使うようにします。数値は相手の印象に残りやすいものですし、具体例は要点を伝えるためのイメージとなります。

GTCメモの段階で数値や具体例を盛り込んでおくと説明しやすくなります。

まとめ

短時間で要点を伝えることができるエレベータピッチ。エレベータピッチを活用すると、自分の考えの整理、端的なアピール、コミュニケーション力の向上など、短時間でプレゼンの成果を高めることができます。

エレベータピッチはGTCメモを作成することから始めます。練習を重ねて、プレゼンのコツをつかんでいくと良いでしょう。

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