朝活とは?
朝活とは、その名の通り、朝の時間帯に行う行動・活動のことを指します。厳密にこれをやるというものは決まっていませんが、自分の人生にとって意義のある活動に取り組むのが一般的なルールになっています。
なぜ朝にやる必要があるのか
朝の時間は邪魔が入りずらいため、自分の時間をコントロールしやすいのです。
現代の忙しい生活リズムの中では、やりたいことが自然と後回しにされがち。意図的に時間をとってあげないと、自己実現や趣味の時間がなくなってしまいます。
朝活はタスクをこなすだけでなく、本来自分がやりたかったことに取り組む良い機会でもあるのです。
一番大切なポイントは「生産性」
朝活は「ただ早い時間に起きればいい」という単純なものではありません。邪魔されにくい朝の時間帯を“いかにして生産的な活動に使うか”が大切なのです。
せっかく朝活に取り組むならば、資格取得の勉強やトレーニング、家族との時間を過ごすなど、生活の質を向上できるような行動に取り組むのが良いでしょう。
具体的なスケジュール例
朝活とはいっても、何か特別なことをするわけではありません。
普段はついつい後回しにしがちな大切なことをリストアップし、優先度付けてこなしていくだけです。参考例として、実際に自分が取り組んでいる朝活の流れを紹介します。
- 【4:30】起床~簡単なストレッチと筋トレ
- 【5:00】資格試験の勉強を開始
- 【6:15】読書
- 【6:45】家事掃除~仕事の準備
一つひとつは小さなタスクであっても、毎日積み重なれば効果は絶大。時間を細かく区切って取り組むことで、より効果的にタスクをこなすことができます。
朝活を実践してみて分かった5つのメリット
ここまで読んだ人の中には、「朝早くに起きただけで何か意味があるの?」と疑いの目で見てしまう人もいるでしょう。この章では、実際に3年間朝活に取り組んだ自分だからこそ分かる朝活のメリットについて語ります。
時間を効率的に使える
朝活をやっていて一番メリットを感じたポイントは、限られた時間を有効活用しやすいことです。
朝と夜で使える時間は同じでも、作業効率は朝のほうが何倍も上。夜は飲み会など何かと誘惑が多く、頭と体も疲れきっているので作業効率も悪いです。ご飯を食べて、お風呂に入ったあとは、眠くて何かをやろうとは思えませんよね…。
- 邪魔される要因が少ない
- 静かなので集中しやすい
- 頭と体が最高のパフォーマンスを発揮できる
作業に集中しやすい
朝は頭が冴えているので、クリエイティブな作業をこなすのに適しています。普段は集中しにくい創作作業や、重要な案件についてじっくり考えるときに時間を使いましょう。
普段はなかなか進まない仕事や趣味の活動も、朝の集中できる時間帯だと驚くほどスムーズに進むことがあります。
集中力が必要な作業は、ただ集中しようと意識するだけでは不十分。集中しやすい環境を確保することにも全力で取り組みましょう。
人生の充実度が上がる
朝は自分の時間をコントロールしやすいため、自発的に好きなことに取り組むことができます。自己実現・趣味の活動・家族との時間…と、なんでもOK。自分で行動を選びとっているぶん、人生の充実度が大幅に上がるのです。
何も意識せずに日々を過ごしていては、やりたいことができなくなるのは当たり前。忙しい毎日に圧倒され、自分が本当にやりたかったこと・望んでいたことを忘れてしまいます。
本当にやりたいことを優先するには、なんとなくやろうとするのではなく、あらかじめ予定を入れておくことが重要。そのための手段が朝活というわけです。
健康的な習慣が身に付く
「朝活を始めてから規則正しい生活を心がけるようになった」という人は、自分を含め周りにも大勢います。
まず普段から早起きを心がけることで、体内時計が正常に戻ります。早くに起きたことで夜には自然と眠くなるため、夜更かしをしにくくなります。睡眠の質も上がるため疲れが取れやすく、寝起きも良くなる…と、自然と好循環になる要素が含まれているんですよね。
朝活自体が健康に良いというわけではありませんが、規則正しい生活をすることによって健康体であることの大切さを思い出す人は多くいるのです。「普段は夜型でボーッとしていることが多い」という人ほど効果を実感しやすい傾向にあります。
モチベーションが上がりやすくなる
一日の始まりである朝の気分はとても大切です。常に良い気分を保っていれば、その後の行動や結果に対する受け取り方もまるで違ってきます。
朝が気持ちよく始まると、家事も仕事も良いスタートダッシュが切れるもの。逆に最悪の気分で始まると、いつまでもイライラしたまま一日中ネガティブな気持ちを引きずってしまうことも…。
それだけ朝の気分は重要なのです。
睡眠を十分とって目覚めはバッチリ。やりたいことは朝活で終わらせて、意気揚々と仕事に行く人。
寝不足でイライラしながら起床。やりたいことが溜まっていて、どんよりとした気持ちで仕事に行く人。
どちらの方が効率的に仕事ができるかは一目瞭然。常に最高の気分を維持できるようにコントロールすることが大切です。
朝活は何をすればいい?おすすめの活動を紹介
朝活におすすめの活動を紹介します。せっかく集中しやすい時間帯なので、有意義な活動に取り組みましょう。
スキルアップのための勉強
資格試験の勉強や、転職に必要なスキルを身につけるなど、自己実現のための勉強に時間を当てるのが効果的です。勉強といっても変に気を張る必要はなく、読書など手軽にできるものでも大丈夫です。一日少しずつ取り組んでいれば、いつか大きな成果につながることでしょう。
趣味の時間にあてる
趣味の活動に力を注ぐのもおすすめ。普段はなかなか時間が取れないという人でも、早朝なら時間を独り占めできます。一日の始まりに好きなことができれば、充実した気持ちでイキイキと仕事に取り組めます。
トレーニング
軽めの筋トレやジョギング、ストレッチなど、運動の時間に当てるのも良いです。特に朝の筋トレは日中の脂肪燃焼を促進させる効果もあるので、ダイエット中の人は積極的に取り組むのがおすすめです。
とはいえあまりハードな運動をするのは体に悪いので、体を起こす程度の軽めの運動でも大丈夫。軽く散歩をするだけでも気持ちが晴れ晴れするものです。
重要案件を片付ける
朝に一番重い仕事に手をつけるのも効果的です。心身共に好調な朝の時間帯は、気が重い作業をこなすのに適しています。一気に全部やろうとするのではなく、少しだけ終わらせておくのがコツ。次に取り組むときに気持ちが軽くなっています。
「ブラック化するので家で仕事はちょっと…」という人は、仕事の準備をするだけでもOK。一日の流れをリストアップしたり、仕事に優先順位をつけたり、メールチェックや細かい雑務を片付けておけば、出社時にスタートダッシュを決めることができます。
家事・掃除
家事や掃除など、普段をついつい後回しにしがちな日常のタスクを一気に片付けるのも良いでしょう。細々としたことを放置していると「あれもやってない…これもやれてない…」と、常に小さなストレスにさらされることになります。
一度の朝活で溜まったタスクをすべて片付けられれば、驚くほど気持ちがスッキリします。
瞑想をする
瞑想はかなり効果の高い気持ちのリフレッシュ方法です。静かな時間・場所でしか集中できないので、まさに朝活にはぴったりです。上手に瞑想ができるようになると、仕事のパフォーマンスも上がるし、ストレスにもかなり強くなります。
朝活を無理なく続けるためのコツと心構え
朝活は挫折しやすい習慣としても知られています。実際に長続きしなかった同士をたくさん見てきましたが、失敗する人の共通点は驚くほど一致していました。
この章では、朝活を長く続けるためのコツや心構えについて解説します。紹介したテクニックを駆使して朝活に取り組めば、長く続けられる確率が大幅に上がるでしょう。
小さなことからはじめる
朝活をやめてしまう人の原因で一番多いのは完璧主義。いきなり頑張りすぎてしまう人です。
例えば、早起きの習慣がないにも関わらず、いきなり「毎日4時に起きる」と到底無理な目標を立ててしまう…などが当てはまります。
最初からペースを上げる必要はありません。習慣はそんなにすぐには身に付かないので、「いつもより30分早く起きる」「週に1日だけ5時に起きる」など、頑張らなくてもできる小さなことから始めるのがおすすめです。
忙しいときは朝活を控える
思うように朝活ができていなくても、自分を責めないようにしましょう。朝活はあくまでも生活を豊かにするためにすること。体調が良くないときや、仕事が猛烈に忙しいときにまで無理してやる必要はないのです。
普通に生活していればスケジュール通りにいくほうが珍しいです。必ず予定は乱れるものと覚えておきましょう。毎日続ける必要はないので、集中して時間が取れそうなときだけ朝活を取り入れてください。
行動の質にこだわる
朝活を続けることよりも、活動内容に意識を向けましょう。ただ早起きすることが習慣になっている人は、本来の目的がズレてしまっています。行動目的もあやふやになりがちなので、挫折の可能性も大きく上がります。
朝の時間をいかに効率的・生産的に動くかが重要なので、自分の夢や目標と照らし合わせて行動を修正していくのがおすすめです。
「今やっていることは本当に意味があるのか」
「より生産的に時間を使う方法はないか」
などを常に意識し、より良い朝活ライフを追求しましょう。
朝活で人生を豊かにしよう
今回は朝活のメリットとやり方について詳しく解説しました。朝活のイメージを掴むことができたでしょうか?
朝活は自分の人生に彩りを与えてくれる素晴らしい習慣です。
「もっと人生を良くしたい」と考えている人は、自分の時間を思い通りにコントロールできる朝活にぜひチャレンジしてみましょう。