エバンジェリストとは?仕事内容や必要な能力、求人内容などを紹介!

エバンジェリストの記事
エバンジェリストは、IT業界に属する職種の1つで、近年注目を浴びています。ITは、様々な業種と関わるため、どの業界で働いていてもエバンジェリストについて知っておくことが大切です。ここでは、エバンジェリストの仕事内容や必要な能力、求人内容などについて詳しく解説します。
目次

エバンジェリストについて

エバンジェリストについて
エバンジェリストは、IT業界において近年注目されている職種です。必須な職種ではないものの、企業に配置することで結果的に利益が上がる可能性があります。それでは、エバンジェリストについて詳しくみていきましょう。

エバンジェリストとは

エバンジェリストとは、キリスト教の伝道者のことで、IT業界においてはサービスや製品の魅力をわかりやすく説明する人として認識されています。最新のテクノロジーのプレゼンや啓もうをし、広めることを目的としています。これまでは、営業や広報が担当してきたような仕事をエバンジェリストと呼ばれる人が専門で行うケースが増えているのです。

エバンジェリストと営業・広報との違い

営業は、製品やサービスを特定の人や企業に対して直接売り込みます。そして、広報は企業の情報を世の中に広め、知名度を高める業務を行います。これら営業と広報はエバンジェリストと似ているため、違いが今ひとつわからないという方もいるでしょう。

エバンジェリストは、不特定多数の人を対象にセミナーを開いたり、製品やサービスの魅力を伝えたりするため、営業とはターゲットが異なります。また、後方とは異なり、会社そのものの宣伝ではなく、あくまでも製品やサービスの宣伝をします。

https://jinjibu.jp/keyword/detl/706/
https://www.kaonavi.jp/dictionary/evangelist/

エバンジェリストが注目される理由

エバンジェリストが注目を浴びているのは、製品やサービスを不特定多数に対して専門的なスキルをもって広めることで、企業の利益や知名度が向上するためです。営業や広報がエバンジェリストの役割を果たす場合もありますが、本来の業務とはターゲットが異なるため、高いレベルでの遂行が期待できません。

そこで、エバンジェリストを配属することで、より効果が高い製品やサービスの宣伝が可能となるのです。

日本の著名なエバンジェリスト

日本には、何人か著名なエバンジェリストがいます。詳しくみていきましょう。

日本マイクロソフト:西脇資哲氏

日本マイクロソフト社の西脇資哲氏は、マイクロソフトの製品やサービスを世に広めるエバンジェリストです。他社においてプレゼンテーション講座を開講し、優秀なエバンジェリストを世に輩出しています。

元アマゾンデータサービスジャパン:玉川憲氏

元アマゾンデータサービスジャパンの玉川憲氏は、まだクラウドサービスが普及していなかった頃からエバンジェリストとして活動していました。現在では、IoT向け通信サービス「SORACOM」をリリースし、株式会社ソラコムの代表取締役に就任しています。

エバンジェリストの具体的な仕事内容

エバンジェリストの具体的な仕事内容
エバンジェリストの具体的な仕事内容について詳しくみていきましょう。

イベント等でのプレゼンテーション

イベント等でプレゼンテーションを行い、製品やサービスを世に広めます。単に魅力を伝えるのではなく、話し方や表情、会場づくりまで工夫して、視覚と聴覚に訴えかけます。また、話を聞いた人が製品やサービスを試してみたい、購入したいといった気持ちになれるようなプレゼンテーションをしなければなりません。

プリセールスエンジニア(個別デモンストレーション)

製品やサービスの導入を検討している企業に対して、デモンストレーションを行います。実際に導入した場合に期待できる効果や課題解決、具体的な運用方法などを解説し、購買意欲を高めることが目的です。

インナーマーケティング

インナーマーケティングとは、自社社員に対して、製品やサービス、ブランドイメージなど企業に関することを伝えるためのプレゼンテーションや啓蒙活動のことです。インナーマーケティングによって従業員の質が上がることで、結果的に顧客満足度の向上につながります。

外部メディアやHPでの情報発信

外部メディアやHPで企業の情報や新製品、新サービスの情報を伝えることもエバンジェリストの仕事です。単に情報を伝えるだけではなく、問い合わせにつながるような働きかけも必要なため、webマーケティングの知識が求められます。

プレゼン用のプログラム開発

プレゼンテーションに使用するプログラム開発もエバンジェリストの仕事です。実際にプログラムを開発するのではなく、外部に委託する場合もあります。プレゼンの円滑化や伝わりやすさの向上のために、プレゼン用プログラムは必須です。

参考:
https://www.kaonavi.jp/dictionary/evangelist/#i-6

エバンジェリストになるには?必要な能力などについて

エバンジェリストになるには?必要な能力などについて
エバンジェリストになるためには、必要な能力を身につける必要があります。エバンジェリストに必要な能力や考え方について詳しくみていきましょう。

プレゼンスキル

エバンジェリストは、プレゼンテーションをする機会があるため、プレゼンスキルは必須です。プレゼンスキル次第で、製品やサービスが売れるか売れないかが決まるといっても過言ではありません。

専門的なITスキル

専門的なITスキルがなければ、プレゼンする製品やサービスの魅力を正しく伝えることができません。また、専門的なITスキルを持たない人にもわかるように、かみ砕いてわかりやすく伝える必要があることも専門的なITスキルが必要な理由です。

プログラミングなどの開発スキル

プログラムを開発する場合は、開発スキルも必要です。プログラミングスキルはすぐに身につくものではないため、エバンジェリストを目指す場合は早い段階から勉強しておく必要があります。

徹底的なユーザー視点

製品やサービスを紹介するときに重要なのは、徹底的にユーザー視点で伝えることです。主観的な視点では、ターゲットに魅力が伝わらないうえに、導入したときの効果をイメージさせることができません。独りよがりなプレゼンテーションになってしまうでしょう。

エバンジェリストの求人

エバンジェリストの求人
エバンジェリストを募集している企業は、それほど多くありません。エバンジェリストの求人をみていきましょう。

株式会社アプトポッド

自社プロダクトの普及促進と市場開発を目的として、エバンジェリストを募集しています。フレックスタイム制や裁量労働制を採用しており、開発に必要なソフトウェアなどは全て支給されます。また、土日祝日休みのほか、夏季休暇や年末年始休暇もあるなど、働く環境が充実しています。

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サイボウズ株式会社

クラウドサービスをプラットフォームとするエコシステムの形成を普及するためのエバンジェリストを募集しています。サービスの魅力や連携サービスの可能性を伝え、顧客づくりのサポートを行います。必要なスキルはプログラミングによる1年以上の開発経験と、IT勉強会の企画・運営・発表経験または高いコミュニケーション能力です。

採用情報 - サイボウズ株式会社
申し訳ございませんお探しのページが見つかりませんでした 新卒採用、キャリア採用やインターンの情報等を掲載しています。

オートデスク株式会社

クラウドを利用したweb開発プラットフォームのForgeの普及を促進するエバンジェリストを募集しています。サンプルプログラムの作成を含む各種資料作成が必須です。開発チームとは英語でコミュニケーションをとるため、IT用語を含む会話ができる人物が求められています。

想定年収は700万円です。

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まとめ

エバンジェリストのまとめ
エバンジェリストは、製品やサービスの魅力を伝えて利用を促したり、世に広めたりする職種です。専門的な複数のスキルをかけ合わせることで、質の高い啓もう活動が可能となります。エバンジェリストを配置する企業は、新製品やサービスの普及を急務とするベンチャー企業に多い傾向があります。興味がある方は、求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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