カフェテリアプランとは?利用するメリットや導入企業のプランを紹介

カフェテリアプランの記事 制度
コスト削減の一環で福利厚生を削ってきた会社も、福利厚生の充実化を図るために見直しています。
そんな時に検討の材料となるのがカフェテリアプラン。

記事では、カフェテリアプランを利用するメリットや具体的な導入企業の事例を紹介します。福利厚生を充実させるためのヒントになれば幸いです!

カフェテリアプランとは?

カフェテリアプランとは?
カフェテリアプランとは、選択型福利厚生制度のことを言います。分かりやすくいうと、カフェのメニューのように福利厚生を選べる仕組みですね。例えばカフェのメニューは飲み物や料理など好きなものが選べますよね。同様に、カフェテリアプランも、従業員が自分に合った福利厚生を選択できるサービスです。

カフェテリアプランのポイントについて(使い道など)

カフェテリアプランに加入している企業の従業員は、ポイントを付与されます。ポイントには1年間などの有効期限があり、カフェテリアプランのメニューを選択することでポイントを消費し、福利厚生を利用することができますよ。

カフェテリアプランを導入するメリット

企業がカフェテリアプランを導入するメリットには、以下の2つがあります。

1.従業員の多様な嗜好に応えることができる

既存の福利厚生では従業員の多様な嗜好に応えきれにくいですよね。せっかくの福利厚生制度も、従業員の嗜好に合わないと、利用しないことも考えられます。カフェテリアプランなら従業員が選択できるので、好みに応じて利用してもらうことができるんです。また、男性中心だった時代と違い、ダイバーシティインクルージョンの観点から、社内には女性・シニア・外国人など多様な人材が働いています。そういった多様な人材の嗜好に合わせるためにも、カフェテリアプランを導入するメリットはあると思います。

2.福利厚生にかかるコストをコントロールできる

カフェテリアプランを導入すれば、費用を一括管理できます。それにより福利厚生にかかるコストをコントロールできるメリットがあります。

カフェテリアプランを導入するデメリット

反対にカフェテリアプランを導入する時のデメリットには、導入時の調整が面倒という点があります。既に福利厚生制度がある場合、新たにカフェテリアプランを導入することで、既存の福利厚生制度を廃止したり存続させたりといった、意思決定に時間がかかる部分が出てくる可能性があります。

ベネフィット・ワンが提供するカフェテリアプラン

ベネフィット・ワンは、カフェテリアプランの代表的企業。ベネフィット・ワンのカフェテリアプランを紹介しましょう。

導入までの流れ

ベネフィット・ワンのカフェテリアプランを導入するまでの流れは次の通りです。

1.現状の福利厚生制度のヒアリング

ベネフィット・ワンでは、カフェテリアプランを導入するために企業へのコンサルティングを行います。現状の福利厚生制度をヒアリングした上でベストなカフェテリアプランを提供します。課題がある場合は、課題を抽出しそれに対するソリューションを提供していきます。

2.カフェテリアプランの制度設計

ベネフィット・ワンには業務設計コンサルタントという専門職がおり、カフェテリアプランの制度設計を実行します。既存のプランを単にあてはめるだけではなく、企業の実情に沿った制度設計となります。制度設計に納得したらいよいよカフェテリアプランの運用です。

3.運用とフォロー体制

運用後、企業担当が1名つきますので分からないことを聞く体制が整っています。また、運用後に改善点が生じる場合もあると思います。そういう時に備えて、ベネフィット・ワンでは次の年度に制度を改正できるようなフォロー体制があります。運用したらそれっきりにならないところが、ベネフィット・ワンの強みですね。

カフェテリアプランのメニュー例について

ベネフィット・ワンのカフェテリアプランのメニューには、次のようなものがあります。

・人間ドック費用補助
・脳ドック費用補助
・メンタルヘルス利用補助
・スポーツクラブ利用補助
・資格取得補助
・旅行・宿泊費用補助
・クラブ活動補助

必要な費用について

ベネフィット・ワンのカフェテリアプラン運用後にかかる費用は、主として、ポイント利用額および管理費用がかかります。

カフェテリアプラン導入企業の内容について

カフェテリアプラン導入企業の内容について
続いてはカフェテリアプラン導入企業の事例を紹介します。事例から具体的なイメージを掴んで下さい。

NTT

NTTのカフェテリアプランでは、人間ドック・オプション検査受診補助などの健康増進、社宅・住宅補助費・住宅ローンの利子補給・住宅ローン返済補助などの住宅関係、確定拠出年金奨励金などの財産形成といったメニューを設けています。

日立

日立製作所のカフェテリアプランでは、人間ドック・入院差額ベッド代補助などの健康増進、健康保険施設利用補助・レジャー施設利用補助・スポーツクラブ利用補助などのリフレッシュ、住宅ローン返済補助・引越サービス利用補助などの住宅関係、ファイナンシャルプラン相談などの財産形成といったメニューを設けています。

トヨタ

トヨタ自動車のカフェテリアプランでは、健康増進、財産形成、介護などのメニューがあります。コアメニュー、セレクトメニューを設けており、それぞれのメニューのジャンルは健康増進、財産形成などと共通していますが、具体的な内容が異なっています。

アイシン

アイシンのカフェテリアプランでは、ドック利用補助・がん検診利用補助・メンタル相談補助などの健康増進、旅行費用補助・保養所利用補助などのリフレッシュ、アイシングループ製品の購入補助などのメニューをそろえています。

株式会社 小松製作所

小松製作所のカフェテリアプランでは、一般的な健康増進、住宅関係などのメニューの他、育児支援サービスというメニューを設けています。ワークライフバランスを視野に入れた内容ですね。

福利厚生アウトソーシングサービス

福利厚生アウトソーシングサービス
カフェテリアプランを導入するとなると、なかなか自社でまかなうのは大変です。そこで福利厚生アウトソーシングサービスを行っている会社に外注することもできます。前述のベネフィット・ワンの他に、代表的な4社を紹介します。

1. JTBベネフィット

JTBベネフィット株式会社は、えらべる倶楽部というアウトソーシングサービスを運営しています。社名から分かりますが、旅行会社JTBの完全子会社です。導入企業として、出光興産、日本航空共済会などがあります。

2. リロクラブ

株式会社リロクラブは、福利厚生倶楽部というアウトソーシングサービスを運営しています。実はリロクラブ、日本初の福利厚生アウトソーシングサービス会社なんです!パイオニアですね。導入企業として、ジュピターテレコム、積水化学工業などの企業があります。

3. ライフサポートクラブ

リソルライフサポート株式会社は、ライフサポートクラブというアウトソーシングサービスを運営。導入企業として、リンナイ、富士通ゼネラル健康保険組合などがあります。

4. イーウェル

株式会社イーウェルは、東急不動産グループに属する会社。WELBOXというアウトソーシングサービスを運営しています。導入企業として、東急グループがあります。

福利厚生を充実させるためのヒント

福利厚生を充実させるためのヒント
福利厚生を充実させたいと考える福利厚生担当者のために、アウトソーシングサービスを選ぶ際のポイント、活用事例などを解説します。福利厚生を今よりもっと良いものにするためのヒントになれば幸いです。

アウトソーシングサービスを選ぶ際のポイント

福利厚生アウトソーシングサービスを選ぶ際のポイントは、以下の3つが挙げられます。

1.従業員が喜べるメニューがあるか

福利厚生の目的は従業員のリフレッシュ、リテンション(雇用の維持)などにあります。したがって、自社の従業員から喜ばれないようなメニューしかない福利厚生アウトソーシングサービスでは、採用する価値がありません。福利厚生の担当者から見て、「これなら私も使ってみたい」と思えるようなメニューが充実しているサービスを選びましょう。

2.サポート体制が充実しているか

ベネフィット・ワンの項目でも説明しましたが、福利厚生アウトソーシングサービスを導入した後の運用面でサポートがあるかどうかは重要です。福利厚生の担当者としても、福利厚生のアウトソーシングサービスを使うのは初めてかもしれません。勝手が分からない場合は直ぐに聞けたり、改善点が見受けられた場合はソリューションを提供してくれたりするなど、きめ細かなサポート体制があることは、選ぶための大切なポイントになりますね。

3.導入実績が豊富か

有名企業が使っているから良いとは、一概にはいえませんが、導入実績があればあるほどメニューが充実していることの証左になります。

アウトソーシングサービスを活用した事例

福利厚生アウトソーシングサービスと聞くと、大企業向けなんじゃないかと思われるかもしれません。カフェテリアプランの事例でもトヨタ自動車をはじめ、大手企業の事例を出しました。しかし実は、従業員の規模にかかわらず活用して頂けます。

例えば、女性従業員に活躍して欲しい中小企業であれば、ベビーシッター補助・育児支援などのサービスを導入します。そうすると、女性従業員の中には、「当社は規模こそ小さいけれど、ちゃんと私たちのことを考えてくれているんだな」と思って頂けます。福利厚生を充実化することで、企業の思いをカタチにすることができるんですね。

まとめ

カフェテリアプランのまとめ
カフェテリアプランを中心に、福利厚生アウトソーシングサービスについて概要を解説してきました。
福利厚生はついつい後回しにされがちですが、従業員にリフレッシュしてもらったり、雇用の維持に繋がったりすることもあります。

従業員の目線に立って、こんなサービスがあったら活用したいというイメージを持って頂くと、どうすれば福利厚生を充実化できるかが分かってくると思います。