繁忙期とは?類語・反対語・業界ごとの繁忙期・見分け方を解説

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1年間の中で仕事が忙しい時期を繁忙期といいます。繁忙期になると注文や生産量が大きくなり、忙しくなります。業界ごとに繁忙期は異なりますので、違いを理解しましょう。繁忙期の意味、業界ごとの違い、類語や反対語、繁忙期の見分け方について解説します。

目次

繁忙期とは?

繁忙期の意味、業界ごとに違う繁忙期について説明します。

繁忙期の意味

繁忙期は1年間の中で仕事が忙しい時期を意味する言葉です。

繁忙期は注文や生産が増えて忙しくなる時期であり、「1年の中で4~6月が繁忙期だ」などと、仕事が集中して忙しい期間を指すことが多いです。

時間帯を言い表すときには繁忙期は使えません。

業界ごとに違う繁忙期

業界ごとに繁忙期は異なります。飲食業界では繁忙期になると来客数が多くなり、混雑が発生したり予約が取りにくくなったりします。 また、繁忙期になると需要が高まるので、料金を高めに設定する業界があります。

例えばホテル業界の繁忙期では宿泊費を高めに設定しがちです。繁忙期では宿泊客の需要が見込めるため、ホテルは価格を高めに設定するのです。消費者としては、繁忙期を避ければ安く泊まれます。

繁忙期の類語・反対語

繁忙期には類語や反対語があります。意味や種類を確認し、繁忙期の意味を深く確認しましょう。

類語「繁盛期」「稼ぎ時」「書き入れ時」

繁忙期の類語として以下が挙げられます。意味を確認しましょう。

  • 繁盛期
  • 稼ぎ時
  • 書き入れ時

繁盛期は仕事が忙しく商売が繁盛する時期をいいます。忙しさだけでなく儲かるという意味合いが強い言葉です。稼ぎ時も繁盛期と近い意味です。

書き入れ時は帳簿の記入に忙しいほどに商売が繁盛する時期をいいます。漢字で「書き入れ時」と書くように、帳簿にたくさんの利益を書き入れられる時期を書き入れ時というのです。

反対語「閑散期」

繁忙期の反対語は閑散期です。閑散期は1年間の中で仕事が忙しくない時期を意味します。

オフシーズンともいい、来客や生産量が少なくなるため仕事が忙しくなくなる時期です。 繁忙期と閑散期を例文として表現すると、「当社の繁忙期は4月から6月だ。11月と12月は閑散期である」などと表現できます。

繁忙期があれば閑散期があるので、対比的に表現できます。

業界ごとの繁忙期はいつ?

繁忙期は業界ごとに時期が異なります。7つの業界の繁忙期を説明します。

引っ越し業界

引っ越し業界の繁忙期は3月から4月にかけてです。特に3月は、4月の入学・入社・転勤シーズンに重なるため、引っ越し業界では激しい忙しさとなります。

繁忙期になると引っ越し業界では料金が跳ね上がります。最も忙しい3月になると2倍程度に料金が高くなる業者もあります。そもそも、繁忙期では引っ越し業者が取り合いになるため、依頼自体が困難になることもあります。

飲食業界

飲食業界の繁忙期は3~4月、12月に分けられます。3~4月は歓送迎会があり、12月はクリスマスや忘年会があるため忙しくなるのです。また、お盆の帰省客の受け入れのため、8月が繁忙期となる飲食店もあります。

飲食業界では、繁忙期だからといって料金を高くすることは多くありません。ただし予約が困難になるのと、仮に予約ができても人手不足のためサービスにお客さんが不満を抱くこともあります。

空港、鉄道業界

空港、鉄道業界の繁忙期は会社が連休になる時期と重なります。ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始休暇などが空港、鉄道業界における繁忙期です。

帰省ラッシュという言葉があるように、長い連休があると皆が空港や鉄道を使って移動するため繁忙期となるわけですね。空港や鉄道業界は、繁忙期では料金が高めに設定されます。

ホテル業界

ホテル業界も空港、鉄道業界と同じく会社の連休に重なって繁忙期となります。旅行や帰省の影響を受けてホテルに泊まる客が増えるためです。

なおホテルは、近場でイベントがあると宿泊客が増えるため繁忙期になることがあります。ホテル業界は繁忙期では料金が高めに設定されます。

アパレル業界

アパレル業界の繁忙期は夏と年末年始です。サマーセールや年末年始セールといったイベントがあるとき、セール商品を求めて店舗にはたくさんのお客さんが来店します。

試着の対応をしたり値札を貼り替えたり、レジの前に行列ができることもあります。アパレル業界の繁忙期では在庫がなくなるスピードが早いです。

小売業界

小売業界の繁忙期は12月です。クリスマスや年末年始に向けて顧客が来店し多くの買い物をするため、繁忙期となるのです。ニーズがある商品は売れ続けるため、在庫を切らさないように管理する必要があります。

IT業界

IT業界は他の業界と違って、1年のうちに何月が忙しいということはなく、プロジェクトの納期が近くなると繁忙期となります。緊急事態やトラブルが発生すると計画の立て直しが必要になります。

しかし納期は変わりませんので、シフトを組み直したり時間外労働を増やしたりして、納期を守るのです。

繁忙期に起こること

消費者の立場に立って、繁忙期を見分ける方法を解説しましょう。

予約が取りづらい

繁忙期になると予約が取りづらくなります。ホテルや飲食業界などを例に挙げると、お客さんが集中すれば当然回転率が上がり、予約が取れなくなるのです。

ホテルや飲食業界の繁忙期は前述の通りですから、繁忙期を避けて予約を取るようにしましょう。ホテルや店に「繁忙期はいつか?」と尋ねるのも繁忙期を避けるポイントですね。

料金が高い

ホテル業界や空港・鉄道業界に顕著ですが、繁忙期では料金が高くなります。インターネットでホテルの年間の料金を見てみると、年末年始やお盆の時期に料金が高くなっていることがあります。料金が高い時期ですから繁忙期だと分かります。

接客サービスが雑になりがち

繁忙期になると人手不足になるため接客サービスが雑になりがちです。店を訪れないと分からないポイントではありますが、「注文した料理がなかなかこない」「接客態度が事務的だ」といった接客サービスに触れると、繁忙期であることが分かります。

ただ、繁忙期だからといって、雑な接客サービスを許してくれるでしょうか?「繁忙期でも気持ちの良い接客をして欲しい」のがお客さんの心理です。

ですから、繁忙期でもお客さんを繋ぎ止めるためには、接客サービスの質を低下させないような効率化やシフト管理が必要です。

繁忙期に効果的な人員配置

繁忙期では効率的な人員配置が必要です。効果的な人員配置を行うための方法として、シフト管理のやり方を紹介します。

PDCAを回してシフト管理

人員配置が適切にできていない場合は、シフト管理がうまくいっていないことが考えられます。シフト管理で役立つのがPDCAの考え方です。

PDCAは計画を立て、計画通りに実行し、計画通りに実行できているかどうかを点検して、できるようにするために改善するビジネススキルです。

PDCAを使い、繁忙期の計画を立てます。コンビニを例にとって考えましょう。通常はアルバイト5人の交代制で仕事をしていたのが、繁忙期には5人でフル稼働する必要があるとします。

フル稼働するために綿密なシフトを組みます。PDCAでいえば「計画を立てる」段階です。しかしフル稼働しようと思っても、アルバイトが仕事を満足にこなせない場合もあります。

アルバイトへの教育が不十分で計画通りに実行できない状態であれば、アルバイトをフル稼働するために教育します。あるいは教育が間に合わなければ6人に増員して、フル稼働の状態をつくることも検討します。

PDCAでいう「改善」のフェーズですね。このようにPDCAを回してシフト管理をうまくできるようにすれば、繁忙期も乗り切ることができるのです。

まとめ

1年間の中で仕事が忙しい時期を意味する繁忙期。繁忙期は、飲食業界では3~4月や12月、ホテル業界では長期連休中など、業界ごとに異なります。

繁忙期になると仕事が集中して忙しくなるので、「予約が取りづらい」「料金が高い」などによって見分けることができます。会社としては繁忙期になると人手不足になりがちですから、PDCAを活用して適切なシフト管理を行っていきましょう。

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