e-taxとは?利用するメリット・デメリットや個人・法人での利用方法について

e-taxの記事
e-taxを使えば、確定申告のために税務署に行かなくても申告・納税ができます。e-taxは法人だけでなく個人でも利用ができるようになっています。初めてe-taxを利用する場合は多少の手続きが必要になりますが、それを済ませれば慣れて使えるようになります。記事ではe-taxを使うメリット・デメリット、個人や法人での利用方法について解説します。
目次

e-taxについて

e-taxについて
e-tax(イータックス)とは国税庁が運営する国税に関する申告および納税システムのことを言います。税務署に行かなくてもパソコン上で申告・納税することができるシステムです。

e-taxとは?

e-tax(イータックス)は正式名称を「国税電子申告・納税システム」と言い、インターネット上で所得税や消費税等の国税に係る申告・納税ができる仕組みのことを言います。インターネット上で完結するので税務署に行く手間が省けます。

e-taxによる申告が義務化される?

e-taxは2020年度(令和2年度)より申告が義務化されます。対象となるのは以下の法人です。対象となる国税は「法人税・地方法人税」「消費税及び地方消費税」についてです。「消費税及び地方消費税」は、国と地方公共団体も該当します。対象となる法人でe-taxを推進していない法人は今から準備をしておくと良いでしょう。

  • 事業年度開始の時において資本金の額もしくは出資金の額が1億円を超える法人
  • 相互会社・投資法人・特定目的会社

e-taxのメリット・デメリット

e-taxのメリット・デメリット
e-taxにはどんなメリットとデメリットがあるでしょうか。それぞれ確認していきます。

e-taxのメリット

e-taxのメリットには以下のものがあります。

  • 還付金が早く還付される
  • 添付書類を省略して良い場合がある

e-taxで確定申告すると還付金が早く、3週間程度で還付されます。添付書類についても、社会保険料・地震保険料等の書類の添付を免除される場合があります。

e-taxのデメリット

e-taxにも以下のデメリットがあります。

  • e-taxの仕組みを理解するのに時間がかかる
  • カードリーダーの購入や事前手続き等の事前準備が面倒に感じる

e-taxを初めて利用する時は、国税庁のホームページを見ながら仕組みを理解していかなければならないので、多少面倒くさいステップを踏む必要があります。事前手続きの準備は慣れれば大した手間ではないのですが、慣れるまでがデメリットに感じると思います。

e-taxを個人で利用する場合

e-taxを個人で利用する場合
e-taxでは法人に限らず個人でも利用することができます。確定申告書等作成コーナーで手続きするのが便利ですが、確定申告書等作成コーナー以外の方法で手続きすることもできるので併せて解説していきます。

確定申告書等作成コーナーで手続きをする

確定申告書等作成コーナーを使うと、画面の案内に従って金額等を入力していくだけで電子申告用データを作成することができます。このデータを元に税務署までe-tax送信を行うことができるので利用者にとっては便利です。初めてe-taxを利用する場合は、「開始届出初期登録」が必要になります。

確定申告書等作成コーナー以外の方法で手続きする

個人でe-taxを利用する場合、確定申告書等作成コーナー以外の方法でも手続き可能です。確定申告書等作成コーナー以外の方法としては、 e-taxソフトによる手続き方法があります。e-taxソフトには通常版とWeb版の2種類があり、以下の点で違いがあります。

  • 作成可能な手続の種類
  • インターネットに接続している環境が必要
  • 法定調書のデータ作成方法
  • 納税証明書の交付請求方法
  • 税理士等による代理送信を行う際の流れ

e-taxを法人で利用する場合

e-taxを法人で利用する場合
e-taxを法人で利用する場合には、以下のポイントがありますので確認していきましょう。

市販の財務会計ソフトを利用する

e-taxでは市販の財務会計ソフトを利用してデータを作成し、電子申告することができます。ただし、e-taxに対応した機能がついた財務会計ソフトでなければ電子申告できないので、対応可能か否かソフトを確認しておきましょう。

e-Taxソフトを利用する

e-taxソフトを利用する場合には4つの流れがありますので、それぞれ紹介します。

1.電子証明書の取得

e-taxは電子申告です。インターネット上で申告しますが、「そのデータの作成者が誰であるのか」「送信されたデータが改ざんされていないか」について確認するために電子証明書を使います。電子証明書を通じた申告をすることで、本人確認をする訳です。

2.開始届出の提出

e-taxを初めて利用する場合には開始届出書を税務署長(納税地を所轄する)に提出する必要があります。開始届出書を提出しなくて良い場合は、利用者識別番号を持っていない個人が、マイナンバーカード方式の利用手続きを行った時です。

3.利用者識別番号等の提出

開始届出書をオンラインで提出した場合、利用者識別番号等がオンラインで発行されます。この利用者識別番号とは、e-taxを使う時に必要な番号で、16桁の番号で作られます。尚、開始届出書をオフライン(書面)で提出した場合、税務署から利用者識別番号等の通知書が通知されます。

4.初期登録

e-taxを初期登録するまでの流れは以下の通りです。

  • e-taxソフトのインストール
  • e-taxソフトのバージョンアップ
  • 初期登録作業

e-taxソフトとe-taxソフト(web版)の違い

e-taxソフトとe-taxソフト(web版)の違い
e-taxソフトには通常版とweb版があります。e-taxソフト(web版)はe-taxソフトをインターネット上で使えるようにしたものです。e-taxソフト(web版)ではどんなことができるのかを紹介しますので、通常版との違いとの参考にして下さい。

作成可能な手続の種類

e-taxソフト(web版)で作成可能な手続きの分類は以下の通りになっています。

  • 納税関係
  • 納税証明書交付関係
  • 源泉所得税関係
  • 法定調書関係
  • 法人設立及び異動手続関係
  • 添付書類(PDF)関係

e-tax(web版)で利用可能な手続きとして、例えば、納税証明書交付関係では「納税証明書の交付請求」、源泉所得税関係では「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」、法人設立及び異動手続関係では「法人設立届出」「青色申告の承認申請」が挙げられます。

インターネット環境が必要かどうか

e-tax(web版)はインターネット上でできるe-taxなので、インターネット環境が必要になります。

法定調書のデータ作成方法

e-tax(web版)ではExcelを使ってCSVファイルにて法定調書データを作成する他、インターネット上で法定調書を1つ1つ入力する方法が選べます。

納税証明書の交付請求方法

e-tax(web版)より交付請求書を作成し、税務署まで送信します。税務署からの受信通知を確認し、税務署窓口にて番号確認書類・本人確認書類を提示し手数料を納付すれば納税証明書を取得することができます。

税理士等による代理送信を行う際の流れ

e-taxでは税理士による代理送信も可能です。通常のe-taxソフトは、利用者本人の利用者ファイル(利用者識別番号)を使って、基本情報登録画面にて税理士情報を入力し代理送信を行う流れです。e-taxソフト(web版)においては、税理士の利用者識別番号を使ってログインした後に、利用者の情報を入力する流れです。

e-taxにまつわるその他の疑問

e-taxに対して気になる疑問点について解説していきます。

e-taxはスマホからでも利用できる?

e-taxはPCで使うイメージですが、スマートフォンでも利用できるのでしょうか?結論としてはスマホでもタブレットでも使えます。スマホでできるe-taxの内容は以下の通りです。

  • 利用者情報の登録・確認・変更
  • 納税手続き
  • メッセージボックスの確認
  • 還付金処理状況の確認
  • 納税証明書の交付請求
  • 徴収高計算書の提出
  • 振替納税結果の確認
  • 確定申告の提出

ジョブくん
尚、確定申告の提出は、2019年分からできるようになりました。

e-taxを利用する際にカードリーダーは不要?

e-taxを利用する時、カードリーダーの準備がわずらわしく感じられました。しかしかつては義務だったカードリーダーの使用が、2019年より、カードリーダーを使わなくても電子申告できるようになりました。ただ、カードリーダーを使うこともできます。どちらを選ぶか、利用者の判断にゆだねられます。

まとめ

e-taxのまとめ
e-taxは法人でも個人でも、確定申告をする際に使える便利な国税の申告・納税の仕組みです。法人によってはe-taxの利用が義務化されることもあり、e-taxへの注目度が増しそうです。また、カードリーダーがなくても電子申告できたりする等、e-taxはますます便利な使い方ができるようになっています。

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