社内ニートとは?特徴・暇つぶし例・発生原因・防止策を解説

社内ニートの記事

会社に出勤していても仕事がなく暇を持て余している社内ニート。社内ニートは就業時間中も暇で、何をしたら良いか分からないでいます。なぜ社内ニートは発生してしまうのでしょうか?この記事では、社内ニートの特徴や暇つぶし例、発生原因、防止策について解説します。

目次

社内ニートとは?

社内ニートとは、会社に出勤していても仕事がなく暇を持て余している人のことです。ニート(NEET)とは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取った言葉で、英国の労働政策において生まれた用語です。

ニートは、教育を受けず、労働せず、職業訓練を受けていない人という意味です。

なお日本のニートは15~34歳までの年齢に限られています。 社内ニートは出勤しているのでニートそのものではありません。しかし、出勤していても暇で、仕事がなく、仮に仕事があっても少量なので社内ニートと呼ばれているのです。

社内ニートの特徴

社内ニートにはどんな特徴があるでしょうか。3つの分類で見ていきましょう。

就業時間の大半が暇である

社内ニートは出勤していても仕事がなく、就業時間の大半が暇で無為に過ごしています。仕事があったとしてもボリュームが少なく、短時間で終わってしまいます。

そのため、仕事をしているフリをしたり、インターネットや動画を見たりしているのです。暇をどう乗り切ったら良いか、社内ニートは不安に思いながら出勤しています。

雑用しか回ってこない

仕事がある社内ニートもいますが、社内ニートには雑用しか回ってこないのが特徴です。資料のコピーやホチキス留め、会議室のセッティング、単純な入力作業といった雑用ばかりやらされると、スキルが上がりません。

スキルが上がらなければ重要な仕事を担えないので、延々と雑用を回されることになります。

そもそも何をしたら良いか分からない

社内ニートは満足にOJTを受けていないのでそもそも何をしたら良いか分かりません。例えば社内ニートがExcelやPowerPointの知識を持っていたとしても、知識だけでは仕事になりません。

職場のOJTで仕事そのものを教えてもらい、仕事をうまく行うためにPCの知識を活用するのです。しかし社内ニートは教育されていないため、誰かの仕事を手伝おうと思っても何もできない状態にいます。

社内ニートの暇つぶし例

社内ニートは仕事がないか、仕事があってもボリュームが少ないので短時間で終わります。

暇な時間に以下のようなことをしていたら社内ニートの可能性があります。

  • インターネットや動画を見ている
  • 雑談をしてしまう
  • トイレや喫煙所に行く頻度が多い

インターネットや動画を見ている

社内ニートは仕事をしていないことを隠すため、PCの前で仕事をするフリをしています。PCの前に座りながら、実際にはインターネットや動画を見ています。Excelやメールソフトを立ち上げつつ、小さな画面でネットや動画を見ているのです。もちろん、仕事のためにネットや動画を見るのは構いません。しかし社内ニートは目的なく見ているため非生産的です。

雑談をしてしまう

社内ニートは就業時間中も暇なので、職場の人とつい雑談をしてしまいます。社内ニートは、デスクの近くの人と雑談する機会が多く、話が長くなることもあるでしょう。仕事中に雑談することはリフレッシュになります。しかし頻度が多く、長くなることがある雑談は、相手の集中力を奪い、職場の雰囲気を乱してしまうでしょう。

トイレや喫煙所に行く頻度が多い

社内ニートは職場に居づらさを感じていて、トイレに行く頻度が多くなります。トイレでスマートフォンをいじったり、仮眠を取ったりして暇つぶしをしているのです。また、喫煙所に行って暇つぶしをしている社内ニートもいます。喫煙所に行って会話の相手を見つけているのです。

社内ニートの発生原因とは?

なぜ職場で社内ニートが発生してしまうのでしょうか?4つの発生原因を見ていきます。

人材育成が不十分

人材育成が不十分だと社内ニートが生まれやすくなります。Off-JTやOJTなどで、仕事の進め方・ビジネススキル・専門能力などを教える環境を整えておく必要があります。せっかく人材が職場に入社してきたのに、育成準備がないと暇を持て余し、いつか社内ニートになってしまいます。

業務量に比べて人手が多い

業務量に比べて人手が多い環境も社内ニートを生む原因です。1人でできる仕事を複数人で捌いていないでしょうか?あるいはルーチンワークがAI化されたのに、業務に人材をうまく割り振れていない事態に陥っていませんか?

人手が多いときは、必要な業務を洗い出して人材を適切に配置する必要があります。また、新たな業務を創出することで、多いと思われがちな人手が適切化することもあり得ます。

人材への評価が低い

人材に対して評価が低いとき、社内ニートが生まれやすくなります。評価が低い人材には責任のある仕事を任せられませんよね。評価が低い人材には雑用ばかりが集中するようになり、社内ニートとなっていくのです。

マネジメントが不適切である

管理者のマネジメントが不適切であると、人材がほったらかしになるので社内ニートが生まれやすくなります。不適切なマネジメントとは、例えば以下のようなものです。

  • 新入社員や中途社員などに仕事を与えない
  • メンバーの業務量を把握していない
  • 管理者の仕事が多忙で管理ができていない

管理者は自部署の組織目標を把握し、目標を達成するためにメンバーを動かす必要があります。しかしマネジメントがうまくいっていないと、忙しい人は忙しいのですが新人は暇を持て余し社内ニートになりがちです。

コロナ禍で問われるマネジメントと社内ニート

コロナ禍においては、人との接触を避けるためにテレワークを推進する企業があるでしょう。しかしテレワークが進むほど、マネジメントをしっかり行わないと社内ニートが発生するリスクが高まります。

テレワークでは目の前に部下も上司もいないからです。 テレワークになると部下の仕事ぶりが見えません。そこで、テレワーク環境でマネジメントをするため、管理者が部下に成果を求めます。

テレワークで成果をあげるには、部下には強い自律的行動が期待されます。部下は自然に自律性を持てるわけではないので、管理者の指導が必要です。

また、お互いに求めることでミーティングの機会を設け、頻繁にコミュニケーションを取っていく必要があります。

つまりテレワーク環境では、従来よりも高いマネジメント力が求められるわけです。それを理解せずに部下を放っておくと、部下は成果をあげられなくなり、結果、社内ニートが生まれやすくなります。

社内ニートを生まないための防止策

社内ニートを生まないためにはどうしたら良いのでしょうか?事前の防止策を3つ紹介します。

人材育成の見直し

社内ニートは職場で育成されていないので、仕事をうまくこなすことができません。

そこで、人材育成の見直しが必要になります。階層別研修の充実化、部下指導が分からない管理者に対するマネジメント研修の実施を通じて、社内ニートを生まないために人材育成を再構築します。

人事評価の見直し

社内ニートを生んでいる原因として「人材への評価が低い」「マネジメントが不適切である」を紹介しました。これら2つの原因を解消するには人事評価を見直すことが解決策です。

例えば評価が低い人材に対して、「低い評価を与えた」だけで留まってはいけません。管理者は期待される役割を部下に明示して、行動改善を図り人材育成に繋げる必要があるのです。

人事評価を見直し、人事評価を通じて人材育成を行う仕組みを構築します。人事評価を活用することで、社内ニートを未然に防ぐことができます。

人員配置の改善

業務量が少ない部署に新しく人員を配置すると、社内ニートが生まれるリスクが生じます。ですので、適切に人員配置を行うことが求められます。各部署にはどれくらいの人員がいて、業務量はどうなのか、業務改善は行っているのかを人事部が把握し、人員配置の改善に繋げます。

まとめ

出勤していても仕事がなく暇を持て余している社内ニート。社内ニートが生まれる原因にはいくつもありますが、原因を1つひとつ潰すことで、社内ニートを未然に防ぐことが可能です。

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