内定とは?選考から採用までのフローや辞退したい場合の対応方法も紹介

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内定は就職活動中の方にとって何よりも嬉しいものですね。しかし、その言葉の意味がどのようなものであるかということに関しては意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は内定の意味や内定に関する書類、内定を辞退する際の対応方法までご紹介します。

目次

就職・転職の内定について

就職・転職の内定について
まず、内定とはどのようなものであるか定義を確認します。
加えて内定とよく似た言葉である内々定との違いも明らかにし、より深く理解できるようご説明いたします。

内定とは

内定とは学生や転職者にとの間で結ばれる一種の労働契約のことです。
企業が採用通知書を出し、それを学生および転職者が承諾すると契約されます。
雇用の開始時期は学生の場合は卒業後転職者の場合は両者の間もくは企業によって定められた時期であることが一般的です。

内定と内々定の違い

内定と内々定の最も大きな違いは「労働契約を結んでいるか否か」です。
内々定は企業が求職者に対して「雇用の約束」つまり「あなたを採用しますよ」と約束することです。
内々定は内定と違って書面ではなく口約束で行われることが多く、正式な契約は結ばれていません。

まれに内定取り消しになることも

内定が出ると大抵の場合はそのまま働き始めることになりますが、まれに内定が取り消しとなる場合があります。
以下に内定取り消しが発生するケースをまとめました。

1.履歴書や面接で虚偽申告を行った
2.SNSで不適切な投稿を行った
3.単位不足で大学を卒業できなkった
4.重篤な怪我や病気によって正常な勤務ができなくなった

4を除き、内定取り消しとなるケースは求職者が注意していれば避けられる事例ですね。
就職活動中、および活動終了後も内定取り消しとならないよう、上記のような行動は絶対に行ってはいけません。

内定にまつわる書類やイベントについて

内定にまつわる書類やイベントについて
企業から内定をもらった際、様々な書類を提出したりイベントに参加することがあります。
ここでは4つの代表的な書類およびイベントをご紹介します。

内定通知書とは

内定通知書とは企業が応募してきた学生や転職者のうち、採用する者に対してその旨を通知する書類です。
法的に発行する義務がある書類ではないため、企業によっては口頭やメールで通知を行う場合もあります。

内定承諾書とは

内定承諾書は学生や転職者が内定を承諾し、定められた時期より勤務を開始する旨を制約する書類です。
この書類は内定者が企業に対して必ず提出する必要があります。
呼び方は特に決まっておらず、入社承諾書、内定誓約書などとも呼ばれます。

内定お礼状とは

内定お礼状とは主に内定通知書をもらった際に、内定者が企業に対して内定のお礼を伝える礼状です。
必ず出す必要はありませんが、入社前より印象をよくすることができるため、できる限り
出した方が良いでしょう。
近年では手紙よりもメールで内定のお礼を伝える方が一般的です。

内定者懇親会とは

内定者懇親会は内定者同士や先輩社員と交流を行う会のことです。
その内容は食事会や内定者同士の自己紹介、オフィスツアーなどがあげられます。
入社後にどのような人と働くのか、どのような職場で働くのかということを理解し、内定者に対して入社後のイメージを持ってもらうことを目的としています。

会社から内定をもらった場合

会社から内定をもらった場合
これまで内定の定義や内定に関する書類およびイベントをご紹介してきました。
では実際に内定をもらった場合はどのような対応が必要となるのでしょうか。

内定通知は電話で来る?

従来は内定通知は電話で行われることがほとんどでした。
しかし、近年は内定通知をメールで行う企業も増えているようです。
最終面接後に「内定通知は電話/メールで行います」と企業があらかじめ伝える場合もあるので、しっかりと確認を行うようにしましょう。

内定に返事する際の注意点

内定通知をもらい、その返事をする際にはいくつか注意点があります。
まず注意すべきなのは「曖昧は返事をしない」ということです。
もしニュアンスが曖昧な返事をしてしまうと、企業に対して返事が誤って伝わり、内定を辞退したと捉えられてしまったケースがあるためです。
またそのほかにはビジネスマナーとして「1週間以内に返事をすること」「電話を受けた際は筆記用具を準備すること」などが挙げられます。

内定辞退について

内定辞退について
せっかく内定をもらっても、「思っていた業務と違う」「より魅力的な企業から内定をもらった」といった理由で内定辞退をしなければならない場合もあると思います。
そのような場合にとるべき対応や何を話す必要があるのかといったことを解説いたします。

内定を辞退したい場合

内定を辞退したい場合、まず取るべき行動は「できるだけ早く連絡をする」ということが挙げられます。
内定辞退の連絡を入れるのは気持ちが億劫になることも多いと思いますが、連絡をしないことはビジネスマナーとして行ってはいけません。
企業は内定が出た時点で配属や教育者の選定を始めているためです。
そのため、遅くとも1週間以内には内定辞退の連絡を入れるようにしましょう。

内定辞退の理由について

本来内定辞退の理由を伝える必要がありませんが、企業によっては内定辞退の理由を尋ねられる場合があります。
そのような場合は「他者の内定を受けるため」「検討した結果、自分には向いていないと判断した」といった内容で問題ありません。
もし人事担当者や面接官とある程度交流がある場合、内定辞退の理由を簡潔に伝えるだけでは申し訳ないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、内定を受けるか否かは応募者の権利です。
そのため、上記のような理由をはっきりと伝えればビジネスマナー上も全く問題はありません。

内定辞退の連絡は電話?手紙?それともメール?

原則として内定辞退の連絡は電話で行うようにしましょう。
口頭で伝えた方がより誠意が伝わり、迅速に連絡ができるためです。
内定通知書がメールで届いた場合にも電話で連絡を入れるようにしましょう。
もし不在の場合は、メールにて改めて内定辞退の連絡をするのが一般的です。

内定式について

内定式について
内定式とは企業が内々定を出した学生に内定を正式通知する式のことです。
以下にその時期や適した髪型をご説明します。

内定式の時期や内容について

経団連が定めた倫理憲章によって、内定式は10月1日以降に行われます。
一般的には解禁日の10月1日に内定式を行う企業が多いです。
その内容としては「社長や幹部社員からの挨拶」「内定者自己紹介」「内定証明書の授与」「内定者懇親会」があげられます。
あらかじめ通知される場合が多いので、しっかりと目を通しておくようにしましょう。

内定式のスーツや髪型について

内定式にはスーツで参加することが一般的です。
その際には黒や紺を基調とした落ち着いた色のスーツで参加するようにしましょう。
またスーツにはしっかりとアイロンをかけ、清潔な印象を与えるようにしましょう。
しかし、式に際して新調する必要は無く就職活動時に着用していたスーツで全く問題ありません。
また髪型は男性は短髪で前髪が目にかから長さが好ましいです。
女性は髪が長い場合はしっかりと結び、落ち着いた色にするのが最適です。

内定式での自己紹介について

内定式での自己紹介はこれから一緒に働く社員の皆さんに対して自分のことを知ってもらう良い機会です。
一般的には「趣味」「学生時代に所属していた部活動やサークル」「アルバイト」などを話す方が多いです。
また入社後の意気込みを伝え、意欲をアピールすると好印象を持たれます。
そのため、自己紹介時には「自分がどのような人物であるか」「入社の意気込み」の2点は必ず伝えるようにしましょう。

まとめ

内定のまとめ
学生や転職者が何よりも心待ちにしている内定。
今回はその言葉の意味と、もし内定を辞退したい場合まで幅広くご説明いたしました。
内定は通知されて終わりというわけではなく、その後様々な書類を受けとったりイベントに参加したりする必要があることがお分りいただけたと思います。
現在就活中の方は是非ご参考ください。

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