ウェビナーとは?メリット・デメリット・ツール4選を紹介

ウェビナーの記事

インターネット上で開催するセミナーをウェビナーといいます。ウェビナーは人と接触せずに視聴できるので、Withコロナ時代に最適のセミナー方法といえます。この記事では、ウェビナーの2つの方法であるリアルタイム配信と録画配信、メリット・デメリット、代表的なWebツール4選を紹介します。

目次

ウェビナーとは?

ウェビナーとはインターネット上で開催するセミナーを指す言葉です。Webセミナーやオンラインセミナーと呼ぶこともあります。新型コロナウイルス感染防止のためオフラインの会場開催型セミナー(オフラインセミナー)が実施しにくくなり、人と接触することがないウェビナーが注目されてきています

ウェビナーの用途は採用の会社説明会、製品紹介、マーケティングなど多岐にわたります。ウェビナーには主にリアルタイム配信録画配信の2つの方法がありますので紹介します。

リアルタイム配信

リアルタイム配信は開始時刻と配信時間を決めてリアルタイムで実施するウェビナーです。オフラインセミナーをインターネットに置き換えたものとイメージして下さい。

参加者はパソコンやスマホなどでウェビナーに参加しウェビナーを視聴します。リアルタイム配信では、ウェビナーの講師がチャットや音声で参加者の質問を受けつけ、講師が回答するなど双方向のコミュニケーションが取れます。

また、アンケートを用いて参加者の意見や考えをウェビナーに反映することも可能です。

録画配信

録画配信は、予め録画したものを配信するウェビナーです。開始時刻に捉われずに参加者がセミナーを視聴できます。「見たいウェビナーがあったけれど開始時刻に間に合わないな…」という参加者がいても、録画配信は時間に関係なく視聴してもらうことができます。

リアルタイム配信と違って、講師と参加者のやり取りをリアルタイムで行うことはできないものの、いつでも視聴できるため参加者を取りこぼしません。

ウェビナーとオフラインセミナーの違い

ウェビナーとオフラインセミナーはどのように違うでしょうか。違いを1つひとつ確認していきます。

開催形態

ウェビナーの開催形態はインターネットです。パソコンやスマホなどのデバイスとインターネット環境さえあればどこでも視聴することができます。会社や自宅で視聴しても構いません。

一方、オフラインセミナーは、セミナーを開催する会場に行ってセミナーに参加します。ウェビナーと違い、オフラインセミナーでは場所の制約があります。

集客・開催費用

ウェビナーはインターネットで開催するので日本全国どこでも集客可能です。東京開催のウェビナーでも、沖縄県や北海道の人も参加できます。また、ウェビナーツールが大規模な人数に対応していれば、実質的に人数の制限はありません。

開催費用については、ウェビナーツールの料金とサーバー代くらいなので安く済みます。

オフラインセミナーは会場の収容人数内の人数しか集客できません。30人の会場なら30人が限度です。しかも参加者が行きやすい場所でなくては集客できません。沖縄県の人が東京のオフラインセミナーには行きにくいのですね。

オフラインセミナーでは会場費用が発生し、都市の会場であればあるほど会場費用が高くかかります。

伝え方

ウェビナーでは、講師はデバイスの画面越しに参加者に伝えます。参加者の顔は見えないため、相手の理解度が見えにくく臨場感も少なくなりがちです。

一方、オフラインセミナーは講師も参加者も同じ会場にいます。講師は参加者の表情を通じて、理解度を把握しながら話を進めることができます。

ウェビナーのメリット

ウェビナーにはどのようなメリットがあるでしょうか。ウェビナーの運営者側・参加者側のメリットを確認します。

運営者側のメリット

運営者側のメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • 集客しやすい
  • 新たにリードを獲得できる
  • コストがかからない

ウェビナーは会場に行く必要がなく、参加者は好きな場所で視聴することができます。そのため、オフラインセミナーより集客しやすいです。どこでも視聴できるので、オフラインセミナーでは出会えなかった遠方の地域のリード(見込み客)と出会える可能性もあるのです。

また、会場レンタル費用や交通費などのコストもかかりません。移動する必要がないので1日に複数回のウェビナーを開催することも可能です。

参加者側のメリット

参加者側のメリットとしては以下の2つが挙げられます。

  • どこでも視聴できる
  • 隙間時間に視聴できる

ウェビナーは会場に行く必要がないので、職場や会議室、カフェ、在宅勤務中の自宅など好きな場所で視聴できます。

また、オフラインセミナーでは移動時間を考慮するため、仕事を早めに切り上げてセミナーを聞きに行く必要がありました。ウェビナーなら「仕事の隙間時間にウェビナーを視聴したい」という参加者のニーズを満たすこともできるのです。

ウェビナーのデメリット

次に、ウェビナーの運営者側・参加者側のデメリットを確認します。

運営者側のデメリット

運営者側のデメリットとしては以下の2つが挙げられます。

  • 通信環境の問題で映像・音声の乱れが生じる
  • 参加者の表情が見えない
  • 参加者が離脱しやすい

運営者・参加者の通信環境の問題によって、映像や音声が乱れるリスクがあります。映像よりも音声が遅れて聞こえたり、雑音が入ったりといった乱れが起こり得ます。ウェビナーに耐え得る通信環境を確保しましょう。

また、パソコン内蔵のカメラとマイクでは、ウェビナーを行うのに十分な品質を保てません。ウェビナー用の高品質なWebカメラとマイクを準備して下さい。

また、ウェビナーでは参加者の表情が見えないので、セミナーの理解度や熱心さを把握しづらいというデメリットがあります。

最後に、「思ったセミナーと違った」「面白くないな」といった理由で参加者が離脱しやすい点がウェビナーのデメリットです。オフラインセミナーでは移動時間をかけて来場していますから、参加者は最後まで参加しようとしてくれます。

しかしウェビナーは気軽に視聴できる分、関心がないウェビナーを離脱してしまいがちです。ですから講師は、参加者を飽きさせずに配信時間を乗り切る術を得ていなくてはなりません。

参加者側のデメリット

参加者側のデメリットとしては、運営者・参加者の通信環境の問題によって、映像や音声が乱れるリスクがあるところです。Wi-Fi環境に制限があると映像や音声の乱れに繋がりやすいです。制限がない通信環境で視聴して下さい。

使いやすいウェビナーツール4選

ウェビナーを始めるには使いやすいツールが最適です。

使いやすいというのは、運営者側・参加者側双方にいえること。もし参加者にとって「参加するのが面倒くさい」ウェビナーなら視聴するのを止める可能性があり、機会損失になってしまいます。

ですからウェビナーは運営者側、参加者側にとって使いやすいことが重要なのです。ここからは、ウェビナーツールの中でも特に使いやすいツールを4つ紹介していきます。

Zoom

Zoomはウェビナーとミーティングの両機能を持ったWebツール。Zoomのウェビナーでは最大10,000人までの参加者を集めることができるので、大規模な商品説明会や行政のイベントにも活用できます。

また、視聴者をパネリストにして講師と双方向のやり取りを行えるので、臨場感のあるウェビナーにすることもできます。

コクリポ

コクリポは料金の安さが特徴のWebツール。1時間あたり3,000円でウェビナーを開催することができます。最大300人のリアルタイム配信が可能。参加者の滞在時間を管理できるため、ウェビナーの改善に役立てられます。

Giga Cast

Giga Castは豊富な機能を持ったWebツール。ウェビナーのリハーサル、アンケートやチャット機能も付いています。アンケートはその場で集計して受講者に公開できます。

また、「ウェビナー告知ページ」「参加申し込みページ」を作成することもできるなど、ウェビナーに必要な機能が一通りそろっています。

V-CUBE

V-CUBEは様々な便利機能が付いたWebツール。特に特徴的な機能はタイムシフト視聴です。タイムシフト視聴は、リアルタイム配信に遅れた受講者も最初から見直せます。

サポートも整備されており、24時間体制でトラブル対応、ウェビナー後のサポートを受けることができます。

まとめ

新型コロナウイルスの感染防止のため、インターネット上でセミナーを開催するウェビナーが注目されています。

ウェビナーにはリアルタイム配信と録画配信の2つの方法があり、用途に応じて使いやすい方法を選びます。

ウェビナーの運営者側と参加者側のメリット・デメリット、自社に合うWebツールを検討し、最適なウェビナーを実現していきましょう。

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