オワハラとは?意味は?よくある3つのパターンと対策方法などを紹介

オワハラの記事
新卒の学生が就職活動をしていて耳にするのが「オワハラ」という言葉です。就活終われハラスメントの略称で、意味は就活を終わりなさいと学生に迫ること。内定辞退を防ぎたい企業側が学生に就活を終わりなさいと迫ることがハラスメントになってしまいます。記事では、オワハラが注目されるようになった理由、パターン、対策方法について紹介していきます。
目次

オワハラとは

オワハラとは
企業側が学生に対して「当社は内定を出します。他社の内定を辞退して就活を終わりなさい」と迫るオワハラ。オワハラは法律的にどういう問題があるのか?注目されるようになった理由などについて、解説していきます。

オワハラの意味

オワハラは「就活終われハラスメント」の略称で、企業側が就活中の学生に対して、内定を出すので就活を終わりなさいと迫り、ハラスメントになってしまうことをいいます。

オワハラは法律的に問題なのか?

オワハラは、その程度により法律に抵触する場合があります。例えば、企業が学生に対して、「あなたを採用するためにどれだけお金をかけていると思っているんだ?内定辞退したら損害賠償を請求する」と言ったとしたら、脅迫罪に相当する可能性があります。

また、企業が学生に対して、無理に他社の内定を辞退させたり、内定を辞退したら土下座して謝罪させられたりしたら、強要罪に相当する可能性があります。

オワハラは公務員にもあるのか?

オワハラは公務員には見られないようです。企業が、学生が公務員試験を受験させないために面接試験日を公務員試験の受験日に合わせることはあるようです。

オワハラが注目されるようになった理由

オワハラはなぜ注目されるようになったのでしょうか?それは経団連の「採用選考に関する指針」による採用スケジュールの変更です。指針の変更により、元々4月だった採用選考開始時期が8月に変更されました。しかし8月の採用選考開始時期に従ったのは大手企業で、中堅中小企業はそれに従いませんでした。結果として、早期に内定を出していた中堅中小企業が大手企業に学生を取られまいとして、オワハラを行ったのが原因でした。

その他、脱デフレを目指す日銀の金融政策により雇用が改善し人手不足になったのもオワハラの原因と言われます。採用難になることで内定辞退が増えることを危惧した企業がオワハラに走ってしまうということですね。

オワハラの3つのパターン

オワハラの3つのパターン
オワハラには3つのパターンがあるので確認していきます。具体的なパターンを確認しながら、企業が学生にどういう働き掛けをしてきたらオワハラになるかの基準として下さい。

1. 他社の内定を辞退するように促す

企業は応募した学生の他社の内定状況が気になるものです。ですから、「他社の内定状況はどうですか?」と聞くことはあります。しかし、それがエスカレートして「他社の内定を辞退して下さい!」と学生に迫るようであればオワハラと考えて下さい。企業と学生は対等と言いつつも、企業が学生を選ぶ立場だという認識に立つと、企業が強い立場を利用して学生に他社の内定辞退を迫るオワハラが発生します。

2. 他社の選考を妨害する(選考回数や内定者の研修を増やすなど)

無暗に選考回数や内定者研修を増やすことも、オワハラのパターンの1つです。事前に聞いていた選考回数より多いと感じたり、内定者研修が多かったりするなどして他社の選考を妨害するオワハラです。

3. 内定を辞退する人を脅す

新卒の就活は一生に一度しかありません。慎重に企業選びをしたいのが学生の自然な気持ちです。それゆえに内定をもらった企業に入社できないと感じて、内定辞退することもあります。内定辞退は学生の権利なので問題ないはずが、内定辞退をする人を脅す企業があり、それはオワハラの1つのパターンと言えます。

オワハラで注意したいポイント

オワハラで注意したいポイント
オワハラで注意したいポイントを3つ紹介します。

基本的に内定辞退は違法ではない

内定辞退は違法ではありません。民法において労働契約の解約については自由にできることになっているからです。それでも「あなたを採用するのにどれだけの費用がかかっているんだ」と、採用活動の内情を知らない学生に対して、採用活動にかかった金額を根拠にオワハラを行う企業もあります。しかしこれは、「費用がかかっているなら内定辞退できないな」と思わせる心理的なアプローチです。内定辞退は違法ではなく、賠償請求すると言われても応じる必要はないです。オワハラをされても行きたくない会社にはきっぱりと内定辞退を伝えましょう。

例外的なケースもあるので注意!

内定辞退は違法ではありません。ただし例外的に違法となるケースもありますから注意が必要です。上記の例で「損害賠償請求」について書きましたが、内定者に対して企業が多額の設備投資をしているようなケースでは、「内定辞退はしても良いが設備投資が無駄になってしまった。その分についての損害賠償を請求する」と言われることがあり得ますので、注意しましょう。特に入社日ぎりぎりになって辞退すると、学生の入社に備えて高額な設備投資をしていることも考えられるので、ずるずると内定辞退の日を先延ばしにしないようにして下さい。

ある程度のオワハラは仕方ないと覚悟する

オワハラはハラスメント(嫌がらせ)ですから、学生にとっては嫌なものです。しかし企業も採用難で内定辞退を防ぐことができないでいますので、オワハラをしがちです。学生は、全てのオワハラに対処する時間も余裕もないので、ある程度のオワハラは致し方ないときっぱりと割り切る覚悟が必要ですね。

オワハラへの対策方法

オワハラへの対策方法
オワハラにはどうやって対策したら良いでしょうか。対策方法を確認していきたいと思います。

しっかりと対面で本音を伝えて相手の反応をチェックする

オワハラは他社の内定を辞退して就活を終わらせるよう迫り、学生に嫌な思いを与えることです。従って、学生は自ら「他社の選考を受けておりまだ貴社にするか決めかねています」と、対面でしっかり本音を伝えることが重要です。その時の人事採用担当の反応をチェックしておいて下さい。他社の悪口を言ったり早く内定を出すから当社に決めて欲しいと言ったりするような、オワハラに近い反応があった場合は、その会社に入社するには注意した方が賢明です。

自分を必要としてくれる理由を聞いたり、交渉の機会にする

なぜ自分なのか、自分を必要とする理由を聞いてみるのもオワハラを防ぐ手立てになります。また、オワハラをする企業は相手が交渉の能力がない学生だと思っています。ですから学生の方から「他社の内定が出るまで待って欲しい」と交渉すると、企業は手ごわい相手だと感じてオワハラをしにくくなるでしょう。ただ、交渉をするということは相手の企業に行く気がある場合です。入社の意思がさらさらないのに交渉するのは企業の時間や手間を奪うことになるので、「他社の内定が出るまで待って欲しい」と交渉することは避けましょう。

オワハラする会社に入社するメリットとリスクを比較する

行きたいと思っていた会社がオワハラをしてきたらショックですが、行きたいと思った会社ですから入社すれば自分にメリットがあると思うでしょう。しかし、企業の顔である採用担当者が学生にオワハラを働き掛ける会社に入社することのリスクも、同時に考えるべきでしょう。行きたい会社がオワハラをしてきたということは、自分にも見えていない会社の顔があるかもしれません。入社前に会社の別の顔が見えたことをどう捉えるべきか、思考する必要があります。メリットとリスクを比較した上で入社するかしないかを決断して下さい。

入社する意思がない場合は、出来るだけ早めに丁寧に断る

入社の意思がない場合は、いつまでも内定を持っていても仕方ありません。出来るだけ早めに、丁寧に断ることが先決です。それでも会社がオワハラをしてくる可能性はありますが、きっぱりと断る意思を持ち続けて下さい。

どうしてもしつこい場合は信頼できる人に対応方法を相談する

断ったにもかかわらず、どうしてもオワハラが止まない場合、所属する大学の就職相談窓口に相談して下さい。

オワハラに嘘で対処するのはどうか

オワハラを恐れて内定を承諾し、貴社に入社すると言い続ける(嘘)もオワハラを防ぐ手段といえます。ただ、前述のように入社の意思がない場合に内定を持ち続けるのは、企業の時間と手間を奪う事になります。入社の意思がある場合は別として、きっぱりと断った方が無難です。

オワハラを無視するとどうなるか

オワハラを無視しても構いません。内定辞退の意思をきっぱりと提示しておけば大丈夫です。文書で残るよう口頭に限らずメールに書いて残すのも1つの手段です。

まとめ

オワハラのまとめ
オワハラは学生に対する就活終われハラスメントです。企業の採用スケジュールの変化や採用難により、企業は人材を確保しにくくなっています。それは分かりますが、だからといってハラスメントをされても、学生側の論理では理解しづらいですね。オワハラのパターンや対策方法をよく読んで頂き、希望する企業への入社を勝ち取って欲しいと思います。

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