人材紹介会社の手数料や仕組みは?様々な会社を一覧で紹介!

人材紹介会社の記事

就職活動や転職活動をする場合、様々な方法を活用することができますが、その中の1つに人材紹介会社を利用するというものがあります。今回はこの人材紹介会社に関してその仕組みから求人サイトとの違い、さらにはメリット・デメリットなどについて解説します。また、具体的な人材紹介会社もいくつか紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
目次

人材紹介会社について

人材紹介会社について
まずは人材紹介会社がどのようなものなのか確認していきましょう。

人材紹介会社とは

人材紹介会社とは、職業を紹介する民間の会社のことです。職業を紹介するには厚生労働大臣の許可が必要になります。

人材紹介会社は、企業からの依頼を受けて、転職活動中、就職活動中の人に向けて求人情報の紹介を行います。求人情報を紹介してもらえるのは、人材紹介会社のサービスに登録している人のみです。

ただ求人を紹介するだけではなく、登録者一人一人に対して専任のコンサルタントがつき、希望する業種や職種、適性などを考慮した上で適切な仕事を紹介してくれるほか、面接対策や書類添削、アドバイスなど転職活動、就職活動をトータルでサポートしてくれるのも大きな特徴です。

就職・転職サイトとの違いは?

人材紹介を行う人材紹介会社とは別に、転職サイトや就職サイトも存在します。これらは、WEBサイトを通じたサービスで、企業が掲載している求人に対して求職者自らが応募する形になります。幅広い業界、職種の求人が掲載されていることに加え、自由に閲覧・検索ができるのも特徴です。また、応募も手軽にできるのも魅力の1つでしょう。

人材紹介会社を利用する際の手数料は?

人材紹介会社を利用する場合、求職者は基本的に無料で利用できます。これは、人材紹介会社は、求職者が企業に入社した場合に成果報酬が企業側から支払われる仕組みになっているためです。

人材紹介の種類

人材紹介には大きく分けで「一般登録型・一般紹介型」「サーチ型・ヘッドハンティング型」「アウトプレースメント型」の3つがあります。

一般登録型・一般紹介型は、最も一般的な人材紹介で、エージェントと呼ばれる専任の担当者が求職者と企業の間に立って双方をつなぐ役割を担ってくれます。求職者は応募や面接の日程調整などを行う必要がありません。

サーチ型・ヘッドハンティング型は、欲しい人材を企業側が指定したうえでその指定に基づいてヘッドハンターが適切な人材を探し、求人を紹介するというものです。
求職者が能動的に行えない人材紹介事業者

アウトプレースメント型は、倒産やリストラによって職を失った人に向けて求人を紹介するというもので、再就職支援型とも呼ばれます。人材を手放すことになった企業からの依頼を受けて、再雇用につなげるのが目的です。報酬は人材を手放す企業から支払われます。

人材紹介会社を利用するメリット・デメリット

人材紹介会社を利用するメリット・デメリット
人材紹介会社の利用にはメリットもありますが、デメリットもあります。どういったものなのか確認していきましょう。

人材紹介会社を利用するメリット

人材紹介会社を紹介する大きなメリットは求職者と企業の間でのミスマッチを防げる点です。求人を紹介するエージェントは、業界や職種に対しての知識や経験があることにくわえ、求人票にではわからない社風や企業文化といった情報にも精通しているため、求職者が本当にその企業に適しているかどうかを客観的に判断することができます。

また、それ以外のメリットとしては、転職活動・就職活動をトータルでサポートしてもらえる点もメリットです。人材紹介会社を利用すれば、履歴書や職務経歴書などの書類の添削を行なってもらえるほか、面接練習も行なってくれます。さらに企業への応募を代行してくれたり、面接日程や入社日の調整を行ってくれたりするため、求職者側での負担が少なくなります。

人材紹介会社を利用するデメリット

一方のデメリットとしては、必ずしも求人を紹介してもらえるわけではない点が挙げられます。例えば、年齢が高かったり、ブランクが長かったりすると適切な求人がなくて紹介してもらえない可能性があります。
また、基本的にはありませんが、中にはキャリアアドバイザーが紹介したい求人を無理やり紹介されるケースもあります。

企業が人材紹介会社を利用するメリット・デメリット

企業が人材紹介会社を利用するメリット・デメリット
人材紹介会社を利用するのは求職者だけではありません。続いては求人を出す企業側から見た人材紹介会社を利用するメリットとデメリットについて解説します。

企業が人材紹介会社を利用するメリット

企業側が人材紹介会社を利用するメリットとしてあげられるのが費用に無駄がないということです。これは実際に人材が入社した場合に報酬が初めて発生するためです。また、転職サイトに掲載する場合は応募がなくても掲載料を支払わなければいけませんが、人材紹介会社であれば応募がないなら出費は0円です。

また、企業側から人材の希望を出せば、あとはそれに沿って人材紹介会社が適切な人材を専攻してくれるので、企業側の採用の手間を省くことができるのも特徴です。

そして非公開で求人が行えるのもメリットの1つです。これは。新規プロジェクトの担当者を募集する際など世間的には公にしたくない場合の採用などに最適です。

企業が人材紹介会社を利用するデメリット

一方のデメリットとして挙げられるのが、採用コストの高さです。もし1人採用できた場合は、成果報酬を支払うことになるのですが、これが1人あたり年収の30%相当になるとされています。そのため、1人採用するだけでもそれなりの金額が必要になってしまうのです。

有名な人材紹介会社を一覧で紹介

有名な人材紹介会社を一覧で紹介
ここからは、有名な人材紹介会社を紹介します。これから利用しようとしている人はぜひ参考にしてみてください。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートキャリアが運営するサービスです。業界最大級の非公開求人数を有しており、その数は20万件以上に及びます。また、経験豊富なアドバイザーが書類添削から面接練習を行ってくれるほか、独自の企業情報なども提供してくれます。

2.パソナ

パソナは、株式会社パソナが運営するサービスです。同サービスは業界トップクラスの取引企業数を誇り、扱う求人数は16,000社となっています。パソナは人材総合サービスの先駆け的存在ということもあって、ノウハウが豊富なため、適切な人材紹介はもちろん、転職成功までの徹底したサポートが受けられます。また、アドバイザーが求職者の強みやスキルを引き出して思いもよらなかった企業の提案を行うこともあります。

3.doda

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営するサービスです。非公開求人を含めて10万件以上の求人を扱っており、その人の適性や希望を踏まえた求人紹介を行ってくれます。もちろん希望に合致していなければ求人に応募する必要はありません。応募を急かされたりすることもないので自分のペースで就職活動に取り組むことができます。

4.JAC

JACは、株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメントが運営するサービスです。管理職や専門職といったミドル・ハイクラスを対象にしています。外資系企業や海外に進出している企業のように、グローバル転職の支援を得意としているサービスです。もともとロンドン発の日系転職エージェントということもあって、企業文化も国際的で、グローバルネットワークも有しています。英文での履歴書作成やレジュメ作成などの支援も行なってもらえるのも強みです。

5.ビズリーチ

ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営するサービスです。こちらもハイクラス向けの転職サービスとなっており、求人情報は選ばれた人のみに届きます。求職者に対しては企業やヘッドハンターが直接コンタクトを取るため、効率よく転職活動ができるほか、求人のスカウトを受け取ることもでき、自身の市場価値を知ることもかの王です。公開求人だけでも109,000件以上、非公開求人は23,000件以上有しているなど膨大な数の求人数を誇ります。

6.マスメディアン

マスメディアンは、株式会社マスメディアンが運営するサービスです。広告やWeb、マスコミなどの業界を専門としています。条件にもよりますが、専任のコンサルタントが求職者の希望を確認するとすぐに求人を案内してくれます。そのため、他の人材紹介サービスを利用する時よりもスピーディーに内定までたどり着ける可能性があります。

7.ワークポート

ワークポートは、株式会社ワークポートが運営するサービスです。総合人材転職エージェントとしてIT、ゲーム、クリエイターといった業界の転職相談サービスを提供しています。経験豊富なコンシェルジュの存在に加えて自社のマッチングシステムを活用することで、求職者に適した求人情報を提供することができます。自分では気づいていなかったような可能性や強みを見つけ、理想的な求人に出会うことも夢ではありません。

8.マイナビエージェント

マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営するサービスです。新卒や転職でおなじみのマイナビグループなので、安心感があります。また、グループ全体で豊富な求人情報を所有しているのも特徴です。アドバイザーは各業界に精通しており、これまでのサポート実績も豊富です。また、他の企業ではあまりない企業への営業担当者も求職者をサポートしてくれます。

9.レバテックキャリア・クリエイター

レバテックキャリア・クリエイターは、レバテック株式会社が運営するサービスです。ITエンジニア、Webクリエイターに特化したサービスを展開しています。専門性を持ったサービスということもあって、専門用語もしっかりと理解してくれるのが特徴です。アドバイザーに対して話が通じるため、安心して転職活動に取り組むことができます。アドバイザーも専門性を持っているため、パーソナリティやスキル、志向性などから適切な求人を提案。年収が大幅にアップした例も過去にはあります。

それぞれの地域に特化した会社も

今回紹介した会社以外にも多くの人材紹介会社が存在します。中には地域に密着した会社もあり、その地域での就職を強みにしているケースもあるので、どうしても就職したいエリアがある、といった場合などはそのエリアの人事紹介会社を探してみるのも1つの方法でしょう。

まとめ

人材紹介会社のまとめ
今回は人材紹介会社について紹介しました。細かいサポートが受けられ、求職者は基本的に無料で利用できることもあって、人材紹介サービスは積極的に利用したいところです。今回紹介したように様々なサービスを提供している会社があるので気になるところがあれば、まずは登録してみてはいかがでしょうか。

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