カオナビとは?利用できる機能や導入事例などを紹介

カオナビの記事

従業員が増えてくると、それぞれのデータの管理に苦労したり、把握できなくなったりする場合があります。カオナビは、そのような人材管理の問題を解消できるツールです。ここでは、カオナビのサービス内容やメリット・デメリット、企業の導入事例などを詳しく解説します。

目次

カオナビとは

カオナビとは
顔写真で人材情報が一目でわかる人材管理システムです。様々なデータを登録することで、ポジションに応じた最適な人材を探すことができます。年齢や性別、入社年度の他、評価や印象など様々な情報を条件設定すれば、複数の人材候補を挙げられます。

カオナビの料金プラン

カオナビの料金プランは、ストラテジープラン・パフォーマンスプラン・データベースプランの3つです。

ストラテジープラン(79,600円~)は、カオナビの全機能を利用できます。パフォーマンスプラン(59,700円~)は、配置バランス図と社員データグラフ以外の機能を利用可能、データベースプラン(39,800円~)は、配置バランス図と社員データグラフ、社員アンケート、評価ワークフロー以外の機能を利用できます。

導入後のサポートも

カオナビは、システムの導入がゴールではなく、有効活用することが重要と考えています。そのため、導入から運用まで丁寧なサポートを受けられることが特徴です。カオナビのセットアップに時間がかかっている、導入したものの活用方法が思い浮かばないなど、様々な悩みに対応しています。

カオナビを利用するメリット・デメリット

カオナビを利用するメリット・デメリット
カオナビを利用することには、どのようなメリットとデメリットがあるのか詳しくみていきましょう。

カオナビを利用するメリット

カオナビを利用するメリットは次のとおりです。


配置ごとに最適な人材を選出できる
人事異動の判断にかかる時間を削減できる
人材の選出ミスによる利益低下のリスクを抑えられる
非常に多くのデータを登録できる
最新の情報を簡単に登録できる

このように、短時間で人材の詳細なデータを把握でき、時間を削減できることが特徴です。

カオナビを利用するデメリット

カオナビを利用するデメリットは次のとおりです。


利用料金がかかる
最初に顔写真が目に入るため第一印象で人材を選んでしまうリスクがある
ヒアリングの時間を大きく短縮できない場合がある

カオナビには、様々な情報を登録できるため、それだけヒアリングの時間を短縮できます。しかし、ヒアリングでなければ聞き出せないこともあるため、思っていたよりも時間を短縮できない可能性があります。

カオナビで利用できる機能

カオナビで利用できる機能
カオナビには、次のように様々な機能が備わっています。

人材データベース

キャリアや実績、特技、スキルなど様々な情報を登録できます。また、顔写真が一覧で並ぶシンプルなインターフェイスのため、速やかな選定が可能です。メンバー情報はCSVやエクセルに出力できるため、メンバーで簡単に共有できます。

社員情報ソート・リスト

評価や資格など条件を設定することで、該当の社員をリストアップできます。また、残業時間などの数値データの合計と平均の算出も可能です。

組織ツリー図

組織図に社員の顔写真が自動で入り、部署や会社全体の人材配置が一目でわかります。また、ドラッグアンドドロップで顔写真を動かせるため、人事異動のシミュレーションも可能です。

評価ワークフロー

OKRやMBOなどの評価制度のテンプレートが付属しており、自由にカスタマイズできます。また、承認・却下の操作がドラッグアンドドロップでできるなど、操作性にも優れています。

社員アンケート

オリジナルのアンケートフォームをドラッグアンドドロップで簡単に作成できます。従業員満足度調査や研修受講後アンケートなどのテンプレートがついているため、最初からアンケート内容を考える必要がありません。また、アンケートの回答状況の進捗も簡単に確認できます。さらに、未回答者への催促メールを一括送信できるなど、機能が非常に充実しています。

配置バランス図

所属や年次、評価などで顔写真を簡単に並び替えられます。また、ドラッグアンドドロップで顔写真を動かして、配置のシミュレーションもできます。配置に偏りがあると、コミュニケーションの面で問題が生じるリスクが上がるため、このようなシミュレーションは必須です。

社員データグラフ

性別や年齢、勤続年数、評価などを集計し、グラフ化できます。また、各データを顔写真リストで表示できるため、スムーズな選定が可能です。集計結果は、条件を設定して絞り込めるため、さらに詳細に分析できます。

参照:
https://www.kaonavi.jp/func-price/

カオナビを導入している企業の事例

カオナビを導入している企業の事例
カオナビを導入すれば、本当に人員配置や評価の効率化や適正化につながるのか、今ひとつイメージできない方もいるでしょう。カオナビを導入している企業の事例を詳しくご紹介します。

株式会社えんの事例

「株式会社えん」は、不動産投資業界の中でも成長性が高いエリアとして知られる福岡において、分譲マンションの投資部門で12年連続売上No.1を獲得している会社です。カオナビを含む様々な効率化ツールを積極的に導入しています。

カオナビの導入により、これまでリーダーによる主観的な評価であったものが客観的な視点を組み込んだ評価に切り替えることに成功しています。人物像を正しく把握できるため、適切なマネジメントが可能になり、結果的に売上アップにつながりました。

また、男女比や社員同士の相性まで考えて適切な人員配置が可能となり、チームで結果を出せる環境づくりにつながっています。

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株式会社一休

旅館やホテルのオンライン予約事業を展開する「株式会社一休」は、カオナビの導入によって、人員検索の時間を大幅に削減できたそうです。1人あたり20~30分ロスしていたのを1分程度にまで短縮できました。また、社内アンケートの配信から収集、追いかけまでトータル2時間かかっていた業務を30分にまで短縮できたとのことです。

これは、年間で考えると非常に大きな時間を削減できたことになります。

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京浜商事株式会社

卸事業を展開する「京浜商事株式会社」は、優秀な人材をピックアップするためのツールとして、カオナビを導入しました。その結果、管理職用と一般社員用の評価制度をカオナビに反映させ、効率的な評価が可能となったのです。また、顔も名前もわからない従業員が何をしているのかわからない状況が改善され、隠れていた優秀な人材をピックアップできるようになったそうです。

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株式会社カオナビの情報

株式会社カオナビの情報
カオナビを提供している「株式会社カオナビ」は、どのような会社なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

企業情報

株式会社カオナビは、2008年5月27日に設立し、2012年4月16日に事業を開始しています。資本金は2019年3月末時点で10億1,566万円、主要株主は株式会社リクルートホールディングスです。

オフィスの所在地は次のとおりです。

本社 〒107-0051
東京都港区元赤坂1丁目2番7号 AKASAKA K-TOWER 5階

大阪オフィス〒530-0017
大阪府大阪市北区角田町1番12号 阪急ファイブアネックス11F GVH#5 1102号室

名古屋オフィス〒450-6321
愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番1号 JPタワー名古屋 21階

カオナビの売上/株価/時価総額など

カオナビの売上は、2019年3月で1,690百万円、時価総額は2019年10月30日の時点で28,881百万円です。売上に関しては、年々増加傾向にあり、伸び率は約1.8~2倍となっています。

まとめ

カオナビのまとめ
カオナビを利用することで、一目で人材の能力や経歴、部署などがわかるため、人事評価や人事異動の効率化につながります。また、隠れた人材のピックアップ、短時間での社員紹介、アンケート調査なども可能です。このように、複数の効率化機能が搭載されているため、料金に対してメリットが大きいと言えるでしょう。

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